内容説明
中国との外交上の必要からはじまった日本の文字。やがて鉄剣に銘文が刻まれ、権威の象徴となり、文書による政治が行われる。鉄剣・鏡や、戸籍、木簡の削屑に記された文字まで具体的に探り、支配との関わりを解明する。
目次
1 支配と金石文(鏡・支配・文字;有銘刀剣の下賜・顕彰;国造と碑―那須国造碑と阿波国造碑;建郡と碑―多胡碑)
2 行政文書(宣命;律令;籍帳制 ほか)
3 事務(帳簿;勤務評定;題籤軸;削屑)
著者等紹介
平川南[ヒラカワミナミ]
1943年生/国立歴史民俗博物館教授
沖森卓也[オキモリタクヤ]
1952年生/立教大学文学部教授
栄原永遠男[サカエハラトワオ]
1946年生/大阪市立大学大学院文学研究科教授
山中章[ヤマナカアキラ]
1948年生/三重大学人文学部教授
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