読みなおす日本史<br> 飢餓と戦争の戦国を行く

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読みなおす日本史
飢餓と戦争の戦国を行く

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  • サイズ B6判/ページ数 264p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784642067638
  • NDC分類 210.4
  • Cコード C1321

出版社内容情報

中世社会を襲う旱魃・疫病などの災害。略奪や殺害の戦争被害。その実態を克明に探り、民衆に焦点をあてた豊かな歴史像を提示する。中世社会を頻繁に襲う旱魃・長雨・飢饉・疫病などの災害。さらに物資・人員の略奪や殺害などの戦争被害。過酷な環境で人々はいかに生き抜いたのか。実態を克明に探り、民衆に焦点をあてた豊かな歴史像を提示する。

はしがき/中世の生命維持の習俗(飢饉奴隷の習俗―飢饉のときの人の売り買い/飢饉出挙の習俗―泰時伝説の裏に/自然享有の習俗―山野河海の開放/田麦の習俗―二毛作の裏に)/応仁の乱の底流に生きる―飢饉難民・徳政一揆・足軽たち(首都を目ざす飢饉難民/首都に迫る徳政一揆/首都を襲う足軽)/戦場の村(飢餓の戦場/村の制札、村の避難所/武装する村・一揆する村/凶作と戦禍を生き抜く)/村の武力と傭兵(ある村の乱世―駿河の『大平年代記』から/村の禁制と手柄/武装する被差別民/近世の村の武力像)/九州戦場の戦争と平和(九州の平和から日本の平和へ/奴隷狩り・疫病・飢餓/武装し自衛する戦場の村/大名滅亡の惨禍)/中世の女性たちの戦場(はじめに―戦争と女性をどうみるか/中世戦場の女性論によせて/戦場の女性の奴隷狩り/戦場の城に籠る女性たち/奪われた女性たちの行方)/飢饉出挙の伝承―北条泰時伝・断章/「人間史」の構想―藤木久志の学問…清水克行

藤木 久志[フジキ ヒサシ]
著・文・その他

内容説明

中世社会を頻繁に襲う旱魃・長雨・飢饉・疫病などの災害。さらに物資・人員の略奪や殺害などの戦争被害。過酷な環境で人々はいかに生き抜いたのか。実態を克明に探り、民衆に焦点をあてた豊かな歴史像を提示する。

目次

1 中世の生命維持の習俗
2 応仁の乱の底流に生きる―飢餓難民・徳政一揆・足軽たち
3 戦場の村
4 村の武力と傭兵
5 九州戦場の戦争と平和
6 中世の女性たちの戦場

著者等紹介

藤木久志[フジキヒサシ]
1933年新潟県に生まれる。1956年新潟大学人文学部史学科卒業。1963年東北大学大学院文学研究科博士課程修了。聖心女子大学助教授、立教大学教授、帝京大学教授を歴任。立教大学名誉教授文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Fumitaka

4
ヨハネの黙示録に出て来る白、赤、黒、青ざめた馬はそれぞれ侵略戦争、内戦、飢饉、死病の象徴だというが、戦国という黙示録世界における流民や村民、そして女性が翻弄され、また一方で単に被害者でもなかったことを記述する。捕虜は農村のみならず外国にも売られていたようで、大航海時代とは奴隷貿易の時代でもあり、その「ネットワーク」(p. 153、p. 204)に日本も組み込まれていたことを明らかにしている。農民がこっそり麦を育てていたのは中国でも同じだった(p. 46)らしく、日本は間違いなく世界の一部だったのである。2022/10/11

果てなき冒険たまこ

1
応仁の乱の前提となった飢饉、武装する民衆、旱魃・洪水・暴風雨、そして奴隷狩り。教科書や通り一遍の歴史書では絶対にわからない歴史が記述されている。徳政を要求する民衆に乱発する政府、支配者が変わるごと翻弄される農民。こういう本が読みたかったんだよね。経過ばかりを追う歴史ってのは当然支配者目線でその下に蠢く人間はほとんど語られないからリアリティがないけどその実足掻き苦しむ民衆がいることを忘れちゃいけないよね。2023/10/16

dahatake

0
日本の古文書からのデータを元に、中世から江戸くらいまでの庶民の飢饉と戦乱の中での生き残りを辿っている。 やはり気になるのは人身売買。生き残るためでもあり、商品でもあった。そして飢饉になると都市部に食を求めた行動。 商品という観点では、米は租税の対象だったが、麦はその対象外だったこと。それでも飢饉は無くならなかったわけで。 この書籍では、灌漑工事との関連性が触れられてない。長年の飢饉に対しての対策・挑戦の結果も調べてもらいたかった。2022/04/07

ささづけ

0
「七度の餓死に遇うとも、一度の戦いに遇うな。」応仁の乱までの飢饉カウントダウンがおそろしい。巻末に「日本中世の旱魃・長雨・飢饉・疫病年表」も。労作。2021/03/18

Masataka Sakai

0
足軽や雑兵、民草百姓の現実の記録。 世界どこでも同じだね2018/08/27

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