出版社内容情報
東京大学の改築工事の際に、加賀大聖寺藩の上屋敷跡が検出された。何層にも重なる遺構と大量の出土遺物から、焼失・再建の変遷や食器などの時代的推移が判明。近世史を塗り替える成果を、調査の臨場感と併せ紹介する。
内容説明
東京大学の改築工事の際に、加賀大聖寺藩の上屋敷跡が検出された。何層にも重なる遺構と大量の出土遺物から、焼失・再建の変遷や食器などの時代的推移が判明。近世史を塗り替える成果を、調査の臨場感と併せ紹介する。
目次
第1章 九谷の郷の江戸館
第2章 大名屋敷を掘る
第3章 池に残る宴の跡
第4章 「あなぐら」と「古九谷」
第5章 江戸時代の基準尺度
第6章 江戸の考古学
著者等紹介
藤本強[フジモトツヨシ]
1936年東京に生まれる。1959年東京大学文学部考古学科卒業。同大学院博士課程単位取得。東京大学文学部附属北海文化研究常呂実習施設助教授、東京大学文学部教授、新潟大学人文学部教授、國學院大学文学部教授を歴任。2010年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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アメヲトコ
3
90年刊行書の復刊。東大病院の改築にともなって地下から現れた加賀大聖寺藩邸について分析したもの。出土した遺物から、藩邸の成立過程や大名家の儀礼のありよう、磁器の流通、建築の尺度などさまざまな事実を読み解いていくさまは近世考古学の醍醐味を伝えてくれます(読みづらいですが)。しかし時はバブル只中、建設への圧力が大きいなかでの発掘作業の苦労は相当なものであったと思われ、第二章の記述の端々からそのことが窺えます。2018/01/12
海戸 波斗
0
読み進めること困難。ごめんなさい。2017/09/27
takao
0
あるんだな。2017/09/29