出版社内容情報
白河法皇が意のままにならぬと嘆いた僧兵は、行動を衆議で決め、仏法と本山を守って行動した。僧兵集団を再評価し、その実態を解明。白河法皇が、賀茂川の水、双六の賽とならべて意のままにならぬと嘆いた僧兵。彼らは行動を衆議で決め、仏法と本山を守って行動した。民衆としての僧兵集団を再評価し、仏教の護持と発展につくした実態を明らかにする。
はじめに/? 僧兵の誕生(僧兵の起源/南都の衆徒/叡山には大衆/僧兵創始の伝説)/? 南都と北嶺(東大寺の僧兵集団/興福寺の僧兵勢力/延暦寺の大衆三千/園城寺の戒壇紛争)/? 裹頭と兵杖(南都と北嶺の争い/祇園と清水の対決/北嶺の優勢/南都の僧兵と貴族)/? 寺社の勢力(僧兵と鎌倉幕府/修験と真言の峰々/天台の流れと新興禅/西国の僧兵)/? 僧兵挽歌(南北朝時代/室町時代/戦国時代/根来衆の壊滅)/? 新僧兵論(僧兵の意義/滅ぶ僧兵/僧兵研究史/僧兵の評価)/僧兵年表/補論
渡辺 守順[ワタナベ シュジュン]
内容説明
白河法皇が、賀茂川の水、双六の賽とならべて意のままにならぬと嘆いた僧兵。彼らは行動を衆議で決め、仏法と本山を守って行動した。民衆としての僧兵集団を再評価し、仏教の護持と発展につくした実態を明らかにする。
目次
1 僧兵の誕生
2 南都と北嶺
3 裹頭と兵杖
4 寺社の勢力
5 僧兵挽歌
6 新僧兵論
著者等紹介
渡辺守順[ワタナベシュジュン]
1925年滋賀県に生まれる。1947年大正大学文学部卒業。滋賀県内の中学・高校教諭、叡山学院教授、四天王寺国際仏教大学教授を経て、叡山学院名誉教授、四天王寺大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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