出版社内容情報
室町将軍歴代の妻となった公家の日野家出身の女性は、いかに生きたのか。その政治的な役割と人生を時代情勢の推移とともに描く。室町将軍歴代の正室となった公家の日野家出身の女性は、飢饉や土一揆の頻発した難しい時代をどう生きたのか。3代義満・6代義教・8代義政の正室を中心に、その役割を社会情勢の推移とともに描く。朝廷とのあいだを取り持ち、配下の武士に心を配り、次期将軍に母として訓戒を与え、行事参列を指導するなど、政治に深く関与した実像を明らかにする。
日野氏の登場―プロローグ/将軍の正室、天皇の准母 日野康子(足利義満の時代/北山院と日野氏・山科氏/足利義持の時代)/恐怖政治から得た教戒 日野重子(足利義教の将軍襲封/恐怖政治と嘉吉の変/足利義政青年期の幕府政治)/大乱の時代 円熟期の日野富子(応仁の乱の前哨戦/応仁の乱と将軍家/土一揆と徳政)/武家の執政、公家の外護者 壮年の日野富子(足利義尚の将軍時代/義尚の死と富子の生き方)/公家と武家をつなぐ―エピローグ
田端 泰子[タバタ ヤスコ]
著・文・その他
内容説明
室町将軍歴代の妻となった公家の日野家出身の女性たちは、飢饉や土一揆の頻発した難しい時代をどのように生きたのか。足利義満・義教・義政の妻を取り上げ、その政治的な役割と人生を時代情勢の推移とともに描き出す。
目次
日野氏の登場―プロローグ
将軍の正室、天皇の准母―日野康子(足利義満の時代;北山院と日野氏・山科氏 ほか)
恐怖政治から得た教戒―日野重子(足利義教の将軍襲封;恐怖政治と嘉吉の変 ほか)
大乱の時代―円熟期の日野富子(応仁の乱の前哨戦;応仁の乱と将軍家 ほか)
武家の執政、公家の外護者―壮年の日野富子(足利義尚の将軍時代;義尚の死と富子の生き方)
公家と武家をつなぐ―エピローグ
著者等紹介
田端泰子[タバタヤスコ]
1941年、兵庫県に生まれる。1969年、京都大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、京都橘大学名誉教授、文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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