人物叢書 新装版<br> 高島秋帆

人物叢書 新装版
高島秋帆

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 19X13cm
  • 商品コード 9784642051552
  • NDC分類 289
  • Cコード C1323

内容説明

海防の急を悟って専心西洋砲術を修め、四面攘夷論のうずまく最中に率先洋式兵制の採用と開国の必然を唱道した先覚者。奸吏の中傷により禁獄の厄に遭ったが、その再度の上書は幕府要路の方針を鎖攘より開国に転換せしめる上にあずかって力があった。かつて知られることの少ない一先覚者の埋もれた業績と人物とを綿密に紹介。

目次

第1 幕末の時勢
第2 高島秋帆の修養時代
第3 高島流砲術
第4 徳丸原演練
第5 災厄―長崎事件
第6 嘉永上書と晩年
略年譜

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kawai Hideki

71
長崎でオランダ貿易に従事するとともに、国防のことを真剣に考えて西洋砲術の開祖となった高島秋帆に関する研究本。秋帆の幼少期に立て続けに起こったロシア軍艦や英国軍艦による侵攻事件、秋帆の修養時代、高島流西洋砲術を学んだ人々、徳丸原での砲撃演練、長崎事件による幽閉時代、そして、ペリー来航に伴い自由の身になってすぐに上奏した意見書(嘉永上書)の現代語訳などを収録。世論の大半が根拠も無く「打ち払うべし」となっている時期に、非常に冷静に海外の動向を分析し、理路整然と方策を語っている。戦略家はかくあるべしと感動した。2014/08/01

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