内容説明
北九州地方の雄族、大友氏は宗麟の時代には領国が6カ国に及ぶ有力な戦国大名であり、有馬・大村氏とともに、わが国最初の遣欧使節をローマ法王に派遣したキリシタン大名としても著名である。本書は、その領国支配体制、キリスト教保護、対外貿易などを解明するとともに、島津氏に攻略されて衰微した、宗麟波瀾の生涯を豊富な史料を駆使して描く。
目次
第1 大友氏の発展と義鎮の性格
第2 領国の拡大
第3 領国支配の展開
第4 城下町と領国経済
第5 キリスト教をめぐる動き
第6 朝鮮・明との貿易と文化的趣向
第7 領国支配の動揺
第8 宗麟没後の大友氏
大友宗麟関係地図
大友氏系図
略年譜
主要参考文献