内容説明
日本の報道写真(ルポルタージュ・フォト)はどのように生まれ、戦争と関わったのか。名取洋之助・木村伊兵衛・土門拳や知られざる報道写真家たちの実像を、プロパガンダ工作、原爆をめぐる戦後の活動から読み解く。
目次
第1章 「報道写真」の成立―木村伊兵衛・名取洋之助・土門拳の活躍
第2章 「写真報国」に踏み出す内閣情報部
第3章 陸軍と外務省の「宣伝写真」
第4章 「報道写真」と「写真文化」
第5章 アマチュア包囲網
第6章 写真雑誌と翼賛写真
第7章 戦中―「用」の完全遂行
第8章 占領期と戦後の「報道写真」
第9章 『ヒロシマ』と『筑豊のこどもたち』
第10章 戦争責任
第11章 「報道写真」の終焉
著者等紹介
白山眞理[シラヤママリ]
1958年、東京都生まれ。1981年、昭和女子大学文学部卒業。2012年、千葉大学大学院融合科学研究科単位取得退学。学術博士。現在、日本カメラ博物館運営委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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