内容説明
「満洲国」で活躍した女性映画監督、坂根田鶴子。監督した移民プロパガンダ映画『開拓の花嫁』を分析し、女性の目線からつくられた「国策」映画の意義を解明。大日本帝国によるアジア侵略全体の中で果たした役割を考える。
目次
第1章 『開拓の花嫁』への道―坂根田鶴子の前半生
第2章 『開拓の花嫁』という映画
第3章 満洲移民事業と『開拓の花嫁』
第4章 満洲移民映画群のなかの『開拓の花嫁』
第5章 『開拓の花嫁』以後―坂井田鶴子の後半生
第6章 坂根田鶴子と満洲
著者等紹介
池川玲子[イケガワレイコ]
1959年愛媛県に生まれる。2006年川村学園女子大学大学院博士後期課程修了。博士(文学)取得。現在、実践女子大学・大妻女子大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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