石田三成伝

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石田三成伝

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  • サイズ B6判/ページ数 565p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784642029346
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C3021

出版社内容情報

豊臣政権を支えた五奉行の一人。「文治派」「智の参謀」「関ヶ原」イメージを超え、一次史料から明らかとなった人間三成の実像。豊臣政権を五奉行の一人として支えた石田三成。「三献茶」や嶋左近の召し抱えなど多くの挿話によって語られてきた「実務に優れた青白きインテリ」像を超えて、三成関係の一次史料を丹念に読み解きながらその生涯を明らかにする。江戸時代、徳川家康に刃向かった逆賊として貶められた人物像が形成された過程にも触れつつ実像に迫る、三成伝の決定版。



貶められた人物像とその実像―プロローグ/三成の台頭(「佐吉三也」と称した頃/秀吉側近としての台頭/九州平定)/秀吉の国内統一と三成(関白秀吉を支える側近として/出羽庄内・南奥州への関与/関東の平定/奥羽仕置/「大名」三成と「蔵入地代官」三成)/「唐入り」と三成(「唐入り」に向けての準備/朝鮮半島での活動/日本軍の撤退と倭城の構築)/太閤・関白の並立と文禄四年の政変(太閤秀吉と関白秀次/三成が担当した島津領・佐竹領の検地/日明講和交渉の開始と秀次事件)/豊臣政権の中枢として(京都所司代就任と「五奉行」制の萌芽/近江国佐和山城主)/晩年の秀吉と三成(講和交渉の破綻/朝鮮半島への再派兵/秀吉の死と三成)以下細目略/秀吉没後の三成/「関ヶ原」合戦と三成の最期/石田三成像の形成/豊臣家奉行 石田三成の生涯―エピローグ

中野 等[ナカノ ヒトシ]

内容説明

豊臣政権を支えた五奉行の一人、石田三成。多くの挿話で語られてきた「実務に優れた青白きインテリ」像を超えて、一次史料からその生涯を解明。逆賊として人物像が形成された過程にも触れ実像に迫る、三成伝の決定版。

目次

貶められた人物像とその実像―プロローグ
第1章 三成の台頭
第2章 秀吉の国内統一と三成
第3章 「唐入り」と三成
第4章 太閤・関白の並立と文禄四年の政変
第5章 豊臣政権の中枢として
第6章 晩年の秀吉と三成
第7章 秀吉没後の三成
第8章 「関ヶ原」合戦と三成の最期
第9章 石田三成像の形成
豊臣家奉行 石田三成の生涯―エピローグ

著者等紹介

中野等[ナカノヒトシ]
1958年、福岡県嘉穂郡に生まれる。1985年、九州大学大学院文学研究科博士後期課程中退。柳川古文書館学芸員を経て、九州大学大学院比較社会文化研究院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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10
石田三成が記した文書と、その解釈を中心にした伝記。最初は読み慣れない中世の言葉が多くて読了する自信がなかったが、慣れてくると今まで味わったことのないおもしろさがわかってくる。偏見を持たずに三成本人の文章を読むことで、自分だけの三成像を描くことができる。こんな本に出会えて嬉しい。2017/05/04

スプリント

9
勝てば官軍負ければ賊軍の言葉どおり徳川の世になってから佞臣のイメージがついてしまった石田三成の実情に迫ります。豊臣政権の安定のため日本全土はおろか朝鮮半島まで飛び回り行政に手腕を発揮したテクノクラートの一面と、関東制圧では一軍を率いて攻城戦に臨むなど軍人としての一面も書かれており、有能な人材であったことがわかりました。2017/02/12

こまさん

8
石田三成の業績を一次史料から位置付けた労作。史料の原文と解釈が載っていて勉強にもなる。アホみたいな感想を言うと、「石田三成ってすっごい多忙な日々を送っていたんだなぁ」ということがよくわかる。一方で9章では近世以降の石田三成評を検討する。とかく我々の歴史認識には「徳川史観」がもたれがちで三成もその限りではない。時代時代でなぜそう語られてきたのか、それを考える上でも三成の業績は貴重であるといえる。2017/01/28

MUNEKAZ

6
豊臣奉行としての面に注目しながら描かれた三成の評伝。一次史料に基づいて淡々とした記述が続くが、それ故に政権内での権力の大きさや大名たちとの力関係が浮き上がる様はなかなか面白い。また終わりに江戸時代から戦前にいたる「三成像」の変遷について一章を設けているのも印象的。それまでに史料からうかがえる三成の姿や動きがしっかりと描かれているので、その落差から研究の進展や姿勢の変化が見えてくる。2017/01/18

ゆみゆみ

4
石田三成について、書簡や一次資料を元に、丁寧に人間像を探っている。とても細かいし、少々難しいのだけれど、現時点で解明されている三成像が良くわかるので、手元に置いて辞書的な感じで活用したい本である。残念ながら私は図書館で借りましたが。。。2017/05/23

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