内容説明
王権の分裂と地域社会の変動のなか、院政期という新たな時代が幕を上げる。だが、やがて、上皇と摂関家、源氏と平氏などの権力闘争は、巨大な内乱を引き起こしていった。多彩な面から中世への一大転換期を描き出す。
目次
院政の展開と内乱
1 豪族的武士団の成立
2 武具の中世化と武士の成立
3 中世荘園の立荘と王家・摂関家
4 京・白河・鳥羽―院政期の都市
5 顕密仏教と浄土の世界
著者等紹介
元木泰雄[モトキヤスオ]
1954年兵庫県生まれ。1983年京都大学大学院博士後期課程指導認定退学。現在、京都大学総合人間学部助教授
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