琴乃木山荘の不思議事件簿

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琴乃木山荘の不思議事件簿

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  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784635171953
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0095

内容説明

棚木絵里は、標高2200mにある山小屋「琴乃木山荘」で働くアルバイト。山荘の目の前には標高2750mの竜頭岳が聳える。生真面目で繊細なオーナーの琴乃木正美。年齢不詳・正体不明なベテランアルバイトの石飛匠。絵里は彼らと、山で起こる「不思議なできごと」の真相に挑む。「この小屋、出るでしょう?幽霊」アルバイトの斎藤まゆみは、テント場の先の林の中で人魂を見かけ、さらに男の登山者の幽霊に取り憑かれていると言う。人魂、そして幽霊は本物なのか。絵里はその正体を見破れるか―。(第一話「彷徨う幽霊と消えた登山者」)ほか、わずかな手がかりから真実を導き出す全七話を収録。気鋭のミステリ作家が挑む「山岳×日常の謎」の新機軸!

著者等紹介

大倉崇裕[オオクラタカヒロ]
1968年、京都府生まれ。97年「三人目の幽霊」で第4回創元推理短編賞佳作、98年「ツール&ストール」で第20回小説推理新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takaC

106
面白くなくはなかったけど軽かった。ヤマケイ連載だったのならそれも仕方ないか。琴乃木正美、石飛匠、棚木絵里の3人以外に固定キャラが出てこないというのもなんだかね。山岳捜査官の原田はあの原田なのか?原田昌幸だったっけ?2018/11/26

初美マリン

101
7話からなる短編小説、1つ1つもう少し長くても良かったかな?こう続いて読むと山への憧れが募る、いいだろうなあ2019/01/03

ゆみきーにゃ

97
山小屋を舞台にした短編集。一話一話短編ではなく長編として読みたかったな〜里水編集長のお話はギュギュギュっと詰め込まれすぎてもったいない。2020/03/07

aquamarine

93
山岳小屋から見える人魂、新雪の積もった足跡のない離れに忽然と現れた倒れている男、動かされた指導標…。山小屋を舞台に、七つの謎が解かれます。帯には山岳×日常の謎、とありますが、その謎の行きつく先は、話を重ねるごとに重くなっていき、しっかりとしたミステリを堪能しました。視点はアルバイトの絵里、探偵役は同じ山小屋で働く石飛。この石飛自身も謎の人物で気になります。一番の好みは思いがけなく真相にほっこりした「竜頭岳と消えた看板」。大倉さんの山岳ミステリは未読ですが、そちらも読んでみたくなりました。2018/09/19

みかん🍊

89
竜頭岳の山小屋琴乃山荘でアルバイトをする絵里の周りで起こる謎をオーナーとベテランアルバイト石飛が解決していく連作7編、幽霊騒動や密室の遭難者などのちょっとした日常ミステリーからだんだん殺人事件など重い内容も、最終話の事件は死の直前に暗号を送るとか都合良過ぎるのではというのもありましたが、荘厳な山の風景とかサクサク楽しめる作品でした。2019/10/31

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