内容説明
中国唐代の思想家柳宗元は、安史の乱後、動揺する政治を改革しようとした一派のオピニオンリーダーでもあった。改革に失敗し追放されたあとも「生民は国家・君主に優先する」「君主は人民に推戴される」という政治思想を貫いた。その人となり、思想のありようを追う。
目次
唐代のオピニオンリーダー柳宗元
1 順宗政権とその政治改革
2 無神論者から政治思想家へ
3 官吏公僕論とその前後
4 人民と国家と君主の関係
5 柳州刺吏としての行政と最期
著者等紹介
戸崎哲彦[トサキテツヒコ]
1953年生まれ。京都大学文学研究科博士課程単位取得退学。専攻は中国古典文学。島根大学法文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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