出版社内容情報
ジャック・ラング[ジャック ラング]
著・文・その他
塩谷 敬[シオノヤ ケイ]
翻訳
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わんこのしっぽ
16
ルーブル美術館前のガラスのピラミッド。違和感なく見ているけれど建設当初は大激論。その当時の当事者の回想録。淡々と事実を記載しているので盛り上がりには欠けますが、プロジェクトが壮大過ぎて圧巻。建物の改修に止まらず、全国の国立美術館の再編、来場者増へワークショップ、教育プログラムへの積極的な参加。そして学芸員の待遇改善と資質向上…。箱だけ作ってもそれを有効に生かさないと…。そして国家予算に寄りかかり過ぎない経営戦略。美術関連の本を読んだというより、経営戦略の本を読んだ気が…でも興味深く読めました。2013/06/07
ひまわり
6
美術館を芸術としてではなく政治的にみることはなかった。美術館を維持して発展させていくには国家の一大事。フランスならではの視点も多く、興味深かった。ルーブルにガラスのピラミッドができたときは極東にいてもビックリした。よくもまぁそんなものを作ったものだと呆れたけれど美術館を「死者の館」にしないための前進だったのだなと理解できた。今度は莫大な費用を捻出するためアラブとの提携。歴史的な建物と美術品を守るために現代的なやりとり。たしかに「闘い」だ。この手の美術館の裏側は初めて読んだ。2013/07/22
黒豆
5
現在のルーヴル美術館建設の歴史、ミッテラン大統領の強い意志、ガラスのピラミッド賛否両論などなど、どのような検討が行われ現在に至ったか興味深い内容だった。20年前に行った時はモナリザとミロのビーナスを見ただけで、オルセーやオランジュリーへ行ってしまった。今度は予習し日数を掛けて観たいと思った、が果たして行けるかどうか?2014/06/24
しいら
1
長々書くのは野暮だと思う。だから一言、「フランスって凄ぇなぁ」(小並感) 2014/01/15
もも
1
思ったほんと違って あまりおもしろくなかった・・・2013/10/08