大学はコミュニティの知の拠点となれるか―少子化・人口減少時代の生涯学習

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大学はコミュニティの知の拠点となれるか―少子化・人口減少時代の生涯学習

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  • サイズ A5判/ページ数 244p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784623077779
  • NDC分類 377
  • Cコード C3037

出版社内容情報

ますます重要性を増す生涯教育と大学開放に関する最新情報を、各学校・各地域での取り組み例を踏まえて紹介する少子化・人口減少の時代を迎え、地域における大学の存在意義が変わってきている。政策的な後押しもあり、多くの大学が生涯学習や地域への開放に取組むことになった。その一つとして文部科学省を中心に、平成25年度から大学を地域における知の拠点にする事業(COC事業)が展開されている。本書ではますます重要性を増す生涯教育と大学開放に関する最新情報を、各地域・各学校での取り組み例を踏まえて紹介していく。



はじめに

 第?部 地(知)の拠点となる大学開放
第1章 生涯学習への大学の関わり(上杉孝實)
 1 生涯学習の理念と動向
 2 生涯学習における大学の位置
 3 大学による生涯学習の推進
 4 生涯学習推進における課題

第2章 福祉国家と大学開放(佐藤隆三)
 1 福祉国家の形成
 2 福祉国家の変容と教育
 3 今日の福祉国家と大学

第3章 知識基盤社会に対応した大学開放(五島敦子)
 1 知識基盤社会の大学の使命
 2 アウトリーチからエンゲージメントへ
 3 エンゲージド・ユニバーシティという戦略ビジョン
 4 エンゲージメントをめぐる世界的潮流

第4章 地方創生時代の大学開放(香川重遠)
 1 大学開放の新時代
 2 「生涯学習社会」の実現のための大学開放
 3 市民意識を涵養する大学開放

 第?部 大学開放の内容
第5章 学生教育と社会人教育の融合をめざす大学開放(白石義孝)
 1 大学による社会人教育の発展
 2 教養履修制度
 3 地域連携センターを拠点とした新たな社会人教育への取組み

第6章 大学の公開講座の開き方(香川正弘)
 1 社会貢献としての大学開放
 2 大学の社会人教育としての公開講座
 3 実践的な大学公開講座への組み直し

第7章 地場産業を育てる大学開放(河村能夫)
 1 日本の大学改革にみる3つのパラダイムシフト
 2 大学の教育機能を軸とした地域・地場産業を支えるしくみ
 3 大学の研究機能を軸とした地域・地場産業を支えるしくみ
 4 地域にとっての大学連携の意味

第8章 大学院における高度専門人材の育成と大学開放(山本幸一)
 1 大学院による高度専門人材の育成
 2 第3の大学院――専門職学位課程の登場と生涯学習
 3 大学院レベルの大学開放と地域人材の育成
 4 大学院と地域社会――高度専門人材の育成の課題

第9章 長寿社会対応の生涯学習(白澤卓二)
 1 農山村の予防医学と生涯学習がひらく「地域づくり」
 2 健康長寿とは何か
 3 健康長寿のための予防医学によるシステムづくり

 第?部 地域を基盤とした大学開放
第10章 地域生涯学習の推進を図る大学開放(藤田公仁子)
 1 地域の変容と再生の課題
 2 地域生涯学習の推進を図る
 3 大学開放の展望

第11章 小さな短大が地域に開くということ(三瓶千香子)
    ――桜の聖母短期大学
 1 桜の聖母生涯学習センターの歩み
 2 生涯学習センターの拠点的機能
 3 傾聴ボランティア養成講座の存在意義

第12章 メディアを利用した大学教育の開放(岩永雅也)
    ――放送大学
 1 放送大学の開学と時代背景
 2 メディア利用による大学開放
 3 大学院教育の開放
 4 知の拠点としての放送大学

第13章 双方向的教育実践から地域学を進める大学開放(岩橋恵子)
    ――志學館大学
 1 「隼人学」講座の立ち上げ
 2 「隼人学」の展開と大学開放
 3 「隼人学」からみえる大学開放と課題

第14章 産学・地域連携と人材育成(岡本哲治)
    ――広島大学
 1 広島大学の社会・産学連携のあゆみ
 2 広島大学の産学社会連携を通した人材育成の歴史
 3 広島大学におけるイノベーション人材養成プログラム

第15章 地域における大学連携のシステムづくり(出相泰裕)
    ――大学コンソーシアム京都
 1 大学コンソーシアムの歴史と動向
 2 大学コンソーシアム京都の現状
 3 大学コンソーシアム京都における生涯学習事業
 4 生涯学習振興に向けての大学コンソーシアムの課題

終 章 これからの大学開放の進め方(山田浩之・香川正弘)
 1 地方大学の生き残りをかけて
 2 大学がコミュニティの知の拠点になるために

おわりに
索 引

上杉 孝實[ウエスギ タカミチ]
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香川 正弘[カガワ マサヒロ]
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河村 能夫[カワムラ ヨシオ]
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内容説明

「開かれた大学」から「社会貢献する大学」へ。グローバルに考え地域で行動する。

目次

第1部 地(知)の拠点となる大学開放(生涯学習への大学の関わり;福祉国家と大学開放;知識基盤社会に対応した大学開放;地方創生時代の大学開放)
第2部 大学開放の内容(学生教育と社会人教育の融合をめざす大学開放;大学の公開講座の開き方;地場産業を育てる大学開放;大学院における高度専門人材の育成と大学開放;長寿社会対応の生涯学習)
第3部 地域を基盤とした大学開放(地域生涯学習の推進を図る大学開放;小さな短大が地域に開くということ―桜の聖母短期大学;メディアを利用した大学教育の開放―放送大学;双方向的教育実践から地域学を進める大学開放―志学館大学;産学・地域連携と人材育成―広島大学;地域における大学連携のシステムづくり―大学コンソーシアム京都;これからの大学開放の進め方)

著者等紹介

上杉孝實[ウエスギタカミチ]
1935年生まれ。現在、京都大学名誉教授

香川正弘[カガワマサヒロ]
1942年生まれ。現在、上智大学名誉教授

河村能夫[カワムラヨシオ]
1944年生まれ。現在、京都府立農業大学校校長、龍谷大学名誉教授(REC顧問)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。