社会理論の再興―社会システム論と再帰的自己組織性を超えて

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社会理論の再興―社会システム論と再帰的自己組織性を超えて

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  • サイズ A5判/ページ数 355,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623077687
  • NDC分類 361
  • Cコード C3036

内容説明

本書は、社会システム論と自己組織性論とを軸にした、社会学の本質に迫る論考の集成である。21世紀の社会理論のありかたを鋭く問い、社会学における理論の復権を告げる。

目次

第1部 社会システム論とモダニティ(社会システム論からモダニティを再検討する;モダニティと制度論;モダニティと社会学―「社会的なるもの」の把握をめざして;自己産出系の公理論―システム論のsyntaxとsemantics;モダニティと意味;近代と公共性―ハーバーマス批判の試み;東アジア型ハイブリッド・モダニティ?―在中国日韓台企業の比較が示唆する現実;「評価国家」における統治の構造―政治的合理性・プログラム・テクノロジー)
第2部 再帰的自己組織性論とポストモダン(自己組織性と社会のメタモルフォーゼ;自己組織性と言語ゲーム;自己組織性と合理的選択;自己組織化の普遍性と歴史性―自律・他律・共律;自己組織性と社会システム―主体のありかをめぐる考察;自己組織性とリスク・信頼;日本における社会システム論の意義と未来―日本近代と自己組織性)

著者等紹介

遠藤薫[エンドウカオル]
1952年神奈川県生まれ。1993年東京工業大学大学院理工学研究科後期博士課程修了、博士(学術)。現在、学習院大学法学部教授

佐藤嘉倫[サトウヨシミチ]
1957年東京都生まれ。1987年東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学、博士(文学)。現在、東北大学大学院文学研究科教授

今田高俊[イマダタカトシ]
1948年兵庫県生まれ。1975年東京大学大学院社会学研究科博士課程中退、博士(学術)。現在、東京工業大学名誉教授、統計数理研究所客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たばかる

16
後半部では今田の自己組織性論を幾重にか展開する。今田はU.ベックを踏まえ、現代を創発性としてのゆらぎとリスクしてのゆらぎの共存状態だとしめす。町村は今田の自己組織性論的社会観を近代化に当てはめた。「主体」の要求する社会と「主体化」された自己の螺旋運動として前/後近代の歴史的変化を記述する。徳安は社会システム論での主体概念を社会ー個人の二項対立からの発展のなかで解説したが、これはうまくまとまっていてわかりやすい。:他、橋爪の言語ゲーム論の解説、佐藤の合理的選択理論ならびにエージェントベースドモデルの解説。2023/01/01

ぷほは

4
モダニティとポストモダンという二部構成であり、ひところの数理社会学とかつての(?)ポストモダン的社会学の溝も、世代交代のタイミングなどを踏まえ、そろそろ埋めていかなければなぁという、諸々の事情を感じさせる。レヴィ=ストロースやヴィトゲンシュタインの議論とは全く異なる経済学由来の合理的選択理論やゲーム理論との対話も、先陣を切って貪欲に吸収してきた方々は当然他方を意識していたのであり、ぬるい馴れ合いや過剰な拒否反応とは無縁の探求者たちの共動性も、或いは当時の血塗を知らない人間の雑感ではあるが、いっそ清々しい。2017/01/24

ぷほは

1
町村論文「評価国家」をめぐる章のみ再読。ローズのガバニング論、読まねばのう。。2022/01/09

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