内容説明
本書は、社会システム論と自己組織性論とを軸にした、社会学の本質に迫る論考の集成である。21世紀の社会理論のありかたを鋭く問い、社会学における理論の復権を告げる。
目次
第1部 社会システム論とモダニティ(社会システム論からモダニティを再検討する;モダニティと制度論;モダニティと社会学―「社会的なるもの」の把握をめざして;自己産出系の公理論―システム論のsyntaxとsemantics;モダニティと意味;近代と公共性―ハーバーマス批判の試み;東アジア型ハイブリッド・モダニティ?―在中国日韓台企業の比較が示唆する現実;「評価国家」における統治の構造―政治的合理性・プログラム・テクノロジー)
第2部 再帰的自己組織性論とポストモダン(自己組織性と社会のメタモルフォーゼ;自己組織性と言語ゲーム;自己組織性と合理的選択;自己組織化の普遍性と歴史性―自律・他律・共律;自己組織性と社会システム―主体のありかをめぐる考察;自己組織性とリスク・信頼;日本における社会システム論の意義と未来―日本近代と自己組織性)
著者等紹介
遠藤薫[エンドウカオル]
1952年神奈川県生まれ。1993年東京工業大学大学院理工学研究科後期博士課程修了、博士(学術)。現在、学習院大学法学部教授
佐藤嘉倫[サトウヨシミチ]
1957年東京都生まれ。1987年東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学、博士(文学)。現在、東北大学大学院文学研究科教授
今田高俊[イマダタカトシ]
1948年兵庫県生まれ。1975年東京大学大学院社会学研究科博士課程中退、博士(学術)。現在、東京工業大学名誉教授、統計数理研究所客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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