もういちど自閉症の世界に出会う―「支援と関係性」を考える

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もういちど自閉症の世界に出会う―「支援と関係性」を考える

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  • サイズ A5判/ページ数 271p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784623077113
  • NDC分類 493.76
  • Cコード C3011

出版社内容情報

自閉症を簡単に「わかった」と言わず、安易に「わからない」とも言わず、かかわりの中で「わかろうとする」ことを試みる1冊自閉症の理解や支援に関する本は多いが、日常的に自閉症当事者に関わる支援者の助けになり、勇気づけるような本はどれだけあるだろうか。本書はそんな本をめざしている。自閉症を、脳の障害などに結びつけて簡単に「わかった」と言わず、安易に「わからない」とも言わず、関わりの中で「わかろうとする」ことを試みる。その上で、当事者と支援者の長年の生々しい関わりを描いた事例をとおして、関係性にもとづく支援のあり方を考える。

はじめに──セミナー開講の辞



 第?部 理論編

第1章 クマのプーは「おばかさん」なのになぜ人気があるのか(村瀬 学)

 1 小澤勲と自閉症

 2 プーの世界



第2章 「心の理論」から「世界の理論」、そして「感覚の理論」へ

    ──自閉症を有する人と凡人との「違い」は脳か?隠喩か?それら以外か?(高岡 健)

 1 クマのプーがすむ世界と石井桃子の資質

 2 「心の理論」の限界と「世界の理論」

 3 「感覚の理論」と人間の原点



第3章 自閉症という現象に出会って「私たち」の不思議を思う

    ──わかりあうことの奇跡とわかりあえないことの自然(浜田寿美男)

 1 「当たり前」を疑うということ

 2 人どうしのやりとりが成り立つことの不思議

 3 人と意味世界を共有できることの不思議

 4 言葉が生まれ、対話が成り立つことの不思議

 5 「私」というものが成り立つことの不思議



 第?部 事例編

第4章 まだまだ「あたし研究」中──本人が体験している自閉症の世界(小道モコ)

 1 「あたし」はどんなふうに育ってきたのか

 2 「あたし」はどんな工夫をして生きているのか

 3 「あたし」はどのように自分と他者を見ているのか

 4 自分を始点として伸びていく道──村瀬さん、高岡さんのお話を聞いて



第5章 地域でともに生きるためにできること

    ──事例報告「危ない橋を渡ってきて、崩壊してもおかしくなかった:独り暮らし」(長尾祥司・平岡美鳥)

 1 事例の概要と和田さんとの出会い

 2 地域のなかでの独り暮らし

 3 現在の和田さんの日常と今後の課題

 4 時代を越えて大事にしたいこと



第6章 落ち着いて日々を過ごせる環境をつくる──事例報告「晴れのち晴れ」(福 寛・荒川輝男・高橋道子)

 1 事業の概要

 2 飛鳥さんの育ちと困難

 3 支援者から見た飛鳥さん

 4 私たちにできること



補 章 たがいに出会い、関わり合う──事例報告を受けて

 1 他者と共有する時間と体験

 2 障害がある人と日々関わるなかで

 3 それぞれの現場で



おわりに

参加者の声

エンパワメント・プランニング協会[エンパワメントプランニングキョウカイ]
障害者と支援者をつなぐNPO法人エンパワメント・プランニング協会(EPO)支援者向けのワークショップやセミナーを定期的に開催するなど、「支援と関係性」をテーマに、障害者と支援者をつなぐための活動を行っているホームページhttp://homepage3.nifty.com/epoepo/

浜田 寿美男[ハマダ スミオ]
2016年7月現在立命館大学特別招聘教授奈良女子大学名誉教授

村瀬 学[ムラセ マナブ]
2016年7月現在同志社女子大学生活科学部特任教授

高岡 健[タカオカ ケン]
2016年7月現在岐阜県立希望が丘こども医療福祉センター(児童精神科部長/発達精神医学研究所所長)

内容説明

自閉症を、脳の障害などに結びつけて簡単に「わかった」と言わず、安易に「わからない」とも言わず、関わりの中で「わかろうとする」ことを試みる。その上で、当事者と支援者の長年の生々しい関わりを描いた事例をとおして、関係性にもとづく支援のあり方を考える。

目次

第1部 理論編(クマのプーは「おばかさん」なのになぜ人気があるのか;「心の理論」から「世界の理論」、そして「感覚の理論」へ―自閉症を有する人と凡人との「違い」は脳か?隠喩か?それら以外か?;自閉症という現象に出会って「私たち」の不思議を思う―わかりあうことの奇跡とわかりあえないことの自然)
第2部 事例編(まだまだ「あたし研究」中―本人が体験している自閉症の世界;地域でともに生きるためにできること―事例報告「危ない橋を渡ってきて、崩壊してもおかしくなかった:独り暮らし」;落ち着いて日々を過ごせる環境をつくる―事例報告「晴れのち晴れ」;たがいに出会い、関わり合う―事例報告を受けて)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Natsuko

11
今月やっと仕事本読了。ある2日間の自閉症に関するセミナーの再現本。強く印象に残る仕事本となった。くまのプーさんにはADHDが顕著、ハチミツに対する強迫的執着も見られるとは衝撃的。自閉症当事者の小道モコ氏のイラストは心理状態が分かりやすく写真に収めた、そして彼女は不安が強い人の近くにいると疲れると言う。医学的解明が進む反面、障害者と健常者を分ける傾向の現代、共存が理想ではある。私の役割はこの仕事は楽しいと次の世代に伝えることと語る、とある法人理事長、かっこいい。2019/11/18

akagiteaching

0
飛行機の待ち時間で読む。今の自閉症研究に対する異議申し立ての本なのだけど,「感覚の理論」-つながれる契機は,言葉でもなく感情でもなく感覚なのだという主張が,いい意味でひっかかる。それと,浜田(1999)のあとの理論的展開をもう少し知りたいところ。2016/10/24

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