歌と絵本が育む子どもの豊かな心―歌いかけ・読み聞かせ子育てのすすめ

個数:

歌と絵本が育む子どもの豊かな心―歌いかけ・読み聞かせ子育てのすすめ

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月19日 22時38分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 330p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784623070152
  • NDC分類 376.11
  • Cコード C3036

出版社内容情報

子育てに歌や絵本がもたらす効果や歌・絵本の魅力に迫りながら、いま改めて歌いかけ・読み聞かせの意義を問う。世界中の子育て文化のなかで根づいている、歌いかけや読み聞かせ。伝統的に、言語獲得やコミュニケーション力の発達を促進し、さらに情緒や感性を豊かにするなど、様々な効果について言われてきているが、これまで実証的に明らかにされてはこなかった。本書では、歌や絵本について長年研究を重ねてきた著者らが、その効果について、実証的に明らかにしていく。またそのなかで見えてきた歌と絵本のもつ魅力を伝えるとともに、いま改めて子育て文化としての歌いかけと読み聞かせの意義を問う。

はじめに

序 章 「歌いかけ・読み聞かせ」活動の理解を深める発達心理学理論
 1 最近の「歌いかけ・読み聞かせ」活動への注目と課題
 2 「歌いかけ・読み聞かせ」活動を理解するための基礎的な発達心理学理論
 3 「歌いかけ・読み聞かせ」に関わる発達心理学的知見
 4 「歌いかけ・読み聞かせ」活動は生涯発達を支援する


 第?部 「歌いかけ・読み聞かせ」の統合的活用と子どもの発達

第1章 「歌いかけ・読み聞かせ」活動は発達の根幹をつくる
 1 なぜ、「歌いかけ・読み聞かせ」活動を問題とするのか
 2 乳幼児期の「歌いかけ・読み聞かせ」活動の構造と機能、および発達への影響過程
 3 発達に寄与する「歌いかけ・歌唱」「読み聞かせ・読書」支援のあり方
 4 子どもの心の成長を育む「歌いかけ・読み聞かせ」のポイント
 5 「歌いかけ・読み聞かせ」は子どもと大人の心の成長を育み続ける

第2章 「歌いかけ・読み聞かせ」が豊かな子育てと発達を支援する――公文の実践からみえてきたこと(佐々木丈夫・板橋利枝)
 1 家庭教育として誕生した公文式
 2 数学と読書力の関係
 3 読書力の育成を目指して
 4 共同研究の実施――発達心理学と脳科学からのアプローチ
 5 公文の子育て応援活動「こそだて ちえぶくろ」について
 6 「こそだて ちえぶくろ」追跡調査からみえてきた「歌いかけ・読み聞かせ」の効果


 第?部 歌いかけ活動からみえてきたこと

第3章 子どもと歌を結ぶもの(早川史郎)
 1 「歌いかけ」と子どもの歌
 2 「歌いかけ」を受けとめる子どもの音感
 3 日本の子どもの歌とは 
 4 「歌いかけ」にはどんな歌が…… 

第4章 乳児への音楽と歌いかけが親と子の豊かな関係を育む――対乳児発話音声と対乳児歌唱音声(黒石純子)
 1 感情性情報を音声のプロソディー要素が伝達する
 2 対乳児歌唱音声と対乳児発話音声との違い
 3 二つの対乳児歌唱音声
 4 歌いかけ音声の柔軟性
 5 歌いかけとともに伝わる多感覚刺激

第5章 乳幼児への歌いかけ活動が豊かな社会・情動性を育む(春日 文)
 1 乳幼児への歌いかけ
 2 母親の歌いかけのあり方と母子への影響
 3 歌いかけにみられる子どもの情動調整の発達
 4 歌いかけを通して、子どもはどのように歌を自分のものにしていくのか
 5 歌いかけの役割がもつ実践的な意義

第6章 童謡を親と子の最初の共通体験に(牛山 剛)
 1 世代を越えて歌い継がれる童謡・唱歌
 2 子どもの歌の最初は童唄
 3 日本の童謡運動の歩み
 4 新しい時代の子どもの歌の世界
 5 再びコンクールのこと
 6 なぜ、いま童謡なのか


 第?部 読み聞かせ活動からみえてきたこと

第7章 絵本・物語がもつ力(藤本朝巳)
 1 幸せな思い出
 2 昔話と子どもの経験
 3 日本の昔話「ねずみのすもう」 
 4 絵本と情報の伝達
 5 絵本の語り口
 6 文字の魅力――タイポグラフィー
 7 行きて帰りし物語
 8 絵本『ちいさなねこ』
 9 帰巣本能と人が帰るべき場所
 10 ハッピー・エンディング?

第8章 読み聞かせは“心の脳”に届く(泰羅雅登)
 1 どのように検証するのか
 2 脳の構造と機能
 3 最初の仮説と仮説に反する結果――子どもの前頭前野は活動していない
 4 次の仮説とその検証――「心の脳」が活動する
 5 「心の脳」の大切さ
 6 「心の脳」が「育つ」とは
 7 読み聞かせは「親子の絆づくり」につながる
 8 母親の声の重要性

第9章 乳幼児への読み聞かせが豊かな言語発達を育む(岩崎衣里子)
 1 絵本の読み聞かせとは
 2 絵本の読み聞かせは対人関係の基盤をつくる
 3 絵本の読み聞かせが子どもの語い発達に影響するまでのプロセス
 4 実践現場への提案

第10章 地域活動における読み聞かせが豊かな生涯発達を導く(宮下孝広)
 1 読み聞かせの社会的広がり
 2 「読み聞かせ交流会」――長野県塩尻市市民交流センターの実践
 3 交流会の発達的意義
 4 交流によって支えられる発達の場
 5 地域活動としての読み聞かせの意義


終 章 絵本を介した「分かち合い」(秋田喜代美)
 1 文化的活動としての、赤ちゃんとの絵本の分かち合い
 2 絵本経験が子どもたちや保護者をつなぐ

田島 信元[タジマ ノブモト]
編集

佐々木 丈夫[ササキ タケオ]
編集

宮下 孝広[ミヤシタ タカヒロ]
編集

秋田 喜代美[アキタ キヨミ]
編集

内容説明

世界中の子育て文化のなかで根づいている、歌いかけや読み聞かせ。伝統的に、言語獲得やコミュニケーション力の発達を促進し、さらに情緒や感性を豊かにするなど、様々な効果について言われてきているが、これまで実証的に明らかにされてはこなかった。本書では、歌や絵本について長年研究を重ねてきた著者らが、その効果について、実証的に明らかにしていく。またそのなかで見えてきた歌と絵本のもつ魅力を伝えるとともに、いま改めて子育て文化としての歌いかけと読み聞かせの意義を問う。

目次

第1部 「歌いかけ・読み聞かせ」の統合的活用と子どもの発達(「歌いかけ・読み聞かせ」活動は発達の根幹をつくる;「歌いかけ・読み聞かせ」が豊かな子育てと発達を支援する―公文の実践からみえてきたこと)
第2部 歌いかけ活動からみえてきたこと(子どもと歌を結ぶもの;乳児への音楽と歌いかけが親と子の豊かな関係を育む;乳幼児への歌いかけ活動が豊かな社会・情動性を育む;童謡を親と子の最初の共通体験に)
第3部 読み聞かせ活動からみえてきたこと(絵本・物語がもつ力;読み聞かせは“心の脳”に届く;乳幼児への読み聞かせが豊かな言語発達を育む;地域活動における読み聞かせが豊かな生涯発達を導く;絵本を介した「分かち合い」)

著者等紹介

田島信元[タジマノブモト]
白百合女子大学人間総合学部発達心理学科教授

佐々木丈夫[ササキタケオ]
公文教育研究会

宮下孝広[ミヤシタタカヒロ]
白百合女子大学人間総合学部初等教育学科教授

秋田喜代美[アキタキヨミ]
東京大学大学院教育学研究科教授、同附属発達保育実践政策学センター長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。