内容説明
2001年に障害戦略を策定し、2008年に障害者権利条約を批准したニュージーランドは、徹底した社会モデルによって、障害のある人に対する施策を行なっている。これから権利条約を批准する日本にとって、条約の内容に多大な影響を与え、制度改革を行なったニュージーランドの経緯と現状は、示唆に富んでいる。本書は実際に訪れてわかった、ニュージーランドの障害者施策の現在を、豊富な具体事例を交えて紹介する。
目次
序章 障害は社会との間にある
第1章 ニュージーランドの普遍的な社会保障制度と行財政改革のいま
第2章 ニュージーランド障害戦略とは
第3章 障害戦略によって改革された制度とニーズ評価システム
第4章 障害戦略によって改革された就労・活動支援
第5章 地域生活支援、医療・リハビリテーション、教育
終章 ニュージーランド障害施策の課題と日本への示唆
著者等紹介
小野浩[オノヒロシ]
きょうされん常任理事、社会福祉法人ウィズ町田理事長。2011年度青年社会活動コアリーダー育成プログラム・ニュージーランド派遣団長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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