内容説明
ますます深く錯綜する“問題”。転回するホームレス問題の諸相に分け入り現代社会に刻まれた亀裂をとらえる。
目次
はじめに 本書への誘い
ホームレス・スタディーズへの招待
第1部 労働の歴史と空間(排除する近代―大正期広島の乞食世界;寄せ場「釜ヶ崎」の生産過程にみる空間の政治―「場所の構築」と「制度的実践」の視点から ほか)
第2部 社会関係と意味世界(家族規範とホームレス―扶助か桎梏か;ジェンダー化された排除の過程―女性ホームレスという問題 ほか)
おわりに 旅を終えて
著者等紹介
青木秀男[アオキヒデオ]
1943年生まれ。1974年大阪市立大学大学院文学研究科社会学専攻博士課程単位取得退学、博士(社会学)。現在、社会理論・動態研究所所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。