出版社内容情報
2007年ノーベル経済学賞は,「メカニズムデザイン理論への基礎的貢献」に授与された。本書はオークションやマッチング等について解説する。
内容説明
2007年のノーベル経済学賞は、レオニド・ハーヴィッツ、エリック・マスキン、ロジャー・マイヤーソンの三氏に、「メカニズムデザイン理論への基礎的貢献」を理由として授与された。この背景には、近年、急速に進んでいる理論の実用化があるが、それを支えるのはマスキンの定理をはじめとする多くの基礎的結果と、「社会的選択とその遂行」という方法論的基盤である。本書では、方法論から基礎的結果、そしてオークションやマッチングを含む多くの応用トピックについて、最先端研究の動向を紹介しつつ詳細な解説を行う。
目次
第1部 基礎(社会的選択とその遂行;公共的意思決定)
第2部 応用(交換経済;オークション;公平分担;非分割財交換;マッチング)
著者等紹介
坂井豊貴[サカイトヨタカ]
1975年生まれ。2005年ロチェスター大学大学院経済学博士課程修了。Ph.D.(経済学)。現在、横浜国立大学経済学部・国際社会科学研究科准教授
藤中裕二[フジナカユウジ]
1978年生まれ。2007年神戸大学大学院経済学研究科博士課程修了。博士(経済学)。現在、大阪大学社会経済研究所・日本学術振興会特別研究員
若山琢磨[ワカヤマタクマ]
1977年生まれ。2007年大阪大学大学院経済学研究科博士課程修了。博士(経済学)。現在、首都大学東京都市教養学部・社会科学研究科助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。