味の台湾

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味の台湾

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  • サイズ 46判/ページ数 376p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622090458
  • NDC分類 924.7
  • Cコード C0098

出版社内容情報

「二十数年前に美食家だと誤解されて以来、こんな質問をたびたびされた。“何が台湾の味なのでしょう?”“台湾の特色をそなえた食べものとは何なのですか?”知っているような気がしつつも、どう答えていいのかは分からなかった。私は台湾の食文化を研究し始め、しばしばフィールドワークにも出かけるようになった。」(「日本語版序」より)
現代詩と料理のレシピを融合させた異色の詩集『完全強壮レシピ』により名を馳せた詩人は、十数年にわたり台湾じゅうを食べ歩き、庶民に親しんだ食べものを味わいつくした。土地や店ごとにさまざまに異なる“小吃”の数々から透かし見えるのは、貧しく厳しい日々のなかで生活の平穏無事を祈り勤勉に働いた古い時代の人々の姿であり、ふるさとを思って作った食べもので郷愁を慰めた移民たちの記憶であり、台湾の歴史のなかで起こった文化の混淆と変容の痕跡であった。
台湾の味わいを、時に甘やかに、時にほろ苦く描き出し、台湾飲食文学の聖経と評された『味道福爾摩莎』より60篇を厳選。

内容説明

人生の甘い喜びも、苦さも哀しみも、いつも食の風景とともにあった。台湾を代表する現代詩人が民間に根づいた食べものを題目に冠してその味わいを綴る60篇。

目次

担仔麺
肉〓飯
白斬鶏
肉円
虱目魚
米粉湯
木瓜牛〓
焼肉粽〔ほか〕

著者等紹介

焦桐[ジアオトン]
詩人、文学者、編集者。1956年台湾高雄市生まれ。台湾を代表する現代詩人の一人であり、詩とレシピを融合させた詩集『完全強壮レシピ』(台北:時報出版、1999年。邦訳書は池上貞子訳、思潮社、2007年)を発表以来、台湾の食文化に関する研究・執筆を進める。出版社「二魚文化」を立ち上げ、台湾で発表された飲食についての散文を年度ごとに編集・出版。また国立中央大学中国文学科で教える教授としての顔も持つ。詩集・散文・研究書も含め著作多数

川浩二[カワコウジ]
文学者、翻訳家。立教大学外国語教育研究センター教育講師。1976年東京生まれ。専門は中国近世の文学・文化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はっせー

110
台湾。日本から一番近い国といっても過言ではない。コロナがなければ私もいっていた!そんな国の食べ物を著者が台湾の歴史や自分の人生と重ねてまとめたフードエッセイとでも言えるのがこの本である。この本を読んでいると外国の空港のロビーに入ったような空気感を味わえる。それだけではなく、夜市の喧騒や艶やかな光。その全てを感じる。内容も素敵でサバヒーは始めてきく魚であったがぜひ食べたいとおもうし豆乳・ルーローハン・小籠包想像しただけでお腹が空く!台湾が好きな人や台湾に行ってみたい人などにぜひ読んでほしい本になっている!2022/05/12

サケ太

23
素晴らしいエッセイ。著者の人生を振り返りつつ、その中にあった台湾の味とともに語られる“あの日”の情景。様々な料理。著者にとっての、そこに住む人々にとっての思い出の味の数々。料理には様々な物語が寄り添っている。食べる人々。作る人々。食材から産地。様々な事に思いをはせるのは面白い。台湾料理を食べたくなる。特に台湾珈琲とか飲みたいなぁ。『最高といえる食べものは、なべて食材そのものだ。素晴らしい食材は人の記憶と感情を呼び起こす。白切鶏が表現するのは、本来の味をよしとする美学だ。』言葉のチョイスが素晴らしい。2021/12/12

アリーマ

16
台湾の文学者で詩人の著者による食の風景が60編。担仔麺から始まって、白斬鷄、四臣湯、烏魚子、小籠包、猪血湯、豆花、麺線などなど、多彩な街角の小吃を絡めた8ページほどの小文が並ぶ。それぞれなんとも言えず味わい深く、行間から湯気や香りが立ち上ってくるよう。読んでいるうちに遮二無二台湾に行きたくなって身悶えしながら読み耽った。空腹で読めない究極のメシテロ本。挿話として現れる愛妻の逝去にまつわる思い出や、家族や友人とのひと時も胸に沁みる。コロナ禍が明けたら何を置いてもこの本を持って、必ず台湾に行くぞ!★★★★★2022/01/26

K1

10
著者が偏愛している台湾料理160種から60種類を選りすぐり、日本語版用に並び変えられた特別なコース料理として堪能させていただきました。日本の調味料と食材で作ることができるレシピ本を活用して、実際に食してみたいと思います。2022/03/03

入道雲

8
未だ台湾を訪れたことが無いが、ずっと行ってみたいと思いつつ、コロナ禍にもなってしまい。そんな私事はどうでも良く、この本は凄い。台湾の美味いものを、文化、歴史、レシピ、名店、著者エピソードも添えてこれでもか!と繰り出してくる。想像が付くもの付かないものあるが、食べたい。内容が濃いだけで無く、本自体のボリュームもタップリなので、読むのもなかなか。改めて台湾のを訪れる時には読み直しておきたい。2022/08/16

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