出版社内容情報
純粋感覚与件の時間的構成およびその基礎にある「現象学的時間」の自己構成の関係を照射した書。
目次
第1部 内的時間意識に関する1905年の講義(序論;時間の根源に関するブレンターノの説;時間意識の分析;時間および時間客観の構成の諸段階)
第2部 時間意識の分析について、1905‐10年に書かれた補遺と補足
附論
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
の
3
オーストリアの数学者・哲学者のフッサールと共に、「客観的な時間」と「主観的な時間」との違いを探る。天文学や数学によって説明される暦を「客観的」、各々の諸感覚の中を流れる時間を「主観的」とし、他の人と共に体験できた時間を「共感の時間」とすることを説明していくといったもの。つまり、他人無くしてはこれらの時間の区別ができないということ。他人とのコミュニケーションによって時空の概念を相対的に生み出し、それを意識することで「時間」の感覚を得ることができる。理論がハッキリしないところもありましたが、名作です。2011/04/28
カールステンセン
1
難解で殆ど頭に入ってこなかった。ちくま学芸文庫の方を買って解釈が合っているか確かめてみたい。2020/04/26
v&b
1
まったくと言ってよいほどわからなかった。初フッサール。訳もよくないような気がする。疲れた。2009/09/24