出版社内容情報
プログラマの視点という統一された観点からコンピュータ・システムの基本概念を説明した、システムを実装する人のための解説書。本書は、コンピュータ・システムの基礎をなす基本概念を解説し、それらがプログラムの正しさ、性能、利便性にどう影響するかを具体的に示す。 コンピュータ・システムに関する書籍には、ハードウェア・アーキテクチャ、オペレーティング・システム、コンパイラ、ネットワークなど、システムのある一側面をどう実装するか作り手の視点から著したものが多いが、本書は、システムに関する知識をどう活用すればよいプログラムを書けるか、プログラマの視点という統一された観点から著されている。 本書ではx86-64マシン・コードを実行可能なマシンでLinux上のCプログラムがどう動くかに焦点を当てており、読者はすぐに試して結果をじかに見ることができる。 システムが何をするかを学ぶことは、システムを作るための第一歩としても適切であり、いつかハードウェアやソフトウェアを実装しようと思う人たちにとって、本書はよい手引きとなる。
序文
著者紹介
第1章 コンピュータ・システム一巡り
第I部 プログラムの構造と実行
第2章 情報の表現と操作
第3章 プログラムのマシン・レベルの表現
第4章 プロセッサ・アーキテクチャ
第5章 プログラム性能の最適化
第6章 メモリ階層
第II部 コンピュータ・システム上でのプログラムの実行
第7章 リンク
第8章 例外的な制御フロー
第9章 仮想メモリ
第III部 プログラム間のやり取りと通信
第10章 システム・レベルI/O
第11章 ネットワーク・プログラミング
第12章 並行プログラミング
付録A エラー・ハンドリング
参考文献
五島 正裕[ゴシマ マサヒロ]
監修/翻訳
河野 健二[コウノ ケンジ]
監修/翻訳
南出 靖彦[ミナミデ ヤスヒコ]
監修/翻訳
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