日産、神戸製鋼は何を間違えたのか

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日産、神戸製鋼は何を間違えたのか

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  • サイズ B40判/ページ数 192p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784620325002
  • NDC分類 336
  • Cコード C0034

出版社内容情報

日産自動車、神戸製鋼など日本を代表するもの作り企業の不正が相次いでいる。各企業のケースで何が問題なのかを分かりやすく解説する

今 沢   真[イマサワマコト]
著・文・その他

内容説明

激震!日本の「ものづくり」。相次ぐ企業不正の真相に迫る!

目次

第1章 発覚!日産の無資格検査
第2章 社長謝罪後も続いていた不正
第3章 日産の“失われなかった20年”
第4章 無資格検査の“最終報告”
第5章 カルロス・ゴーン会長はどこに?
第6章 スバルの無資格検査と終わらない混乱
第7章 神戸製鋼の品質データ不正
第8章 データ改ざんの背後に「トクサイ悪用」?
第9章 ネット投稿をきっかけに不正を公表した東レ
第10章 三菱マテリアル子会社3社の品質データ不正
終章 三菱マテリアル報告書に書かれた衝撃の中身

著者等紹介

今沢真[イマザワマコト]
毎日新聞経済プレミア編集長兼論説委員。1959年東京都生まれ。早稲田大法卒。83年毎日新聞社に入社。89年経済部。2013年から論説委員として毎日新聞の社説を執筆。15年6月から現職。『東芝不正会計底なしの闇』がビジネス部門のベストセラーに。城西大非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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hk

19
2017年9月に国土交通省の抜き打ち検査によって、日産自動車の無資格検査が明らかになった。それを皮切りにスバル、神戸製鋼、東レ、三菱マテリアルと矢継ぎ早に不祥事が発覚する。どの不祥事にも通底しているのが「製品検査データの偽造」だ。中でも日産とスバルという年間売上1兆円超かつ最終利益1000億円超の優良大企業における不正には首をかしげることしきりだ。 どこまで利益を追い求めれば気が済むのか? 逆に不正が定常化していたからこそ暴利を得られていたのか? 各不祥事に関して淡々と事実関係を整理している一冊だ。   2018/07/15

TAKA0726

3
ゴーン流経営は徹底的なコスト削減が行き過ぎ工場の人が減らされ検査員不足になり無資格検査の一因になったのでは?日産で起きたことは「経営者と現場の距離の通さ」ゴーンは日産には経営者はいないという見立てだが、日本と世界の経営者の認識や責任の重さ違いが不正?となる。それに対してスバルの燃費データ改ざんや神戸製鋼の品質データ不正、東レは神戸製鋼があったから、 三菱は自動車、マテリアルなどグループ全体の姿勢が問われ現場力の低下で他の製造業のどの現場で起きてもおかしくない多くの製造業が抱える問題を浮き彫りにしている。2018/04/18

ガバキン

1
日産・神戸製鋼・三マテ各社のデータ偽装について纏めてある。 品質不正については対応の末端を担った事があるが、一社の不正がここまで影響が拡大するのかと驚愕したのを覚えている。(新幹線・電力をはじめ社会インフラに神戸製鋼・三マテ製品は使用されている事は報道にもある通りである) しかし残念ながらどこも当事者意識に欠けていると感じたし、日本の製造業に芯からの信頼が置けないと思う。人が死んで無いから大丈夫とかそんな問題では無い。三菱自動車のタイヤの件からこの国は何も変わっていない。2019/08/16

Great Eagle

1
新聞記者の書いた本。もっと突っ込みや知らないここだけの話も盛って欲しかったかな。2018/04/25

ひとみ

0
何を間違えたのか、と銘打っている割には記者会見や報告書の中身を紹介するだけでそこから先に踏み込んでいない。一連の企業の不正について概要を総括的に知るにはいいが…2021/08/23

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