内容説明
本書は、旧来の日本システムに背を向けた女性と企業の行動を分析し、新たな社会保障システムへの転換のため、何が必要かを明らかにする。これまで「声」にならなかった日本の苦悩をはじめて理解した画期的論考。
目次
第1章 「退出」と「声」、そして日本の経済問題
第2章 「退出」と「声」を真剣に受けとめる
第3章 護送船団式資本主義の生産性と保障
第4章 出口への殺到がはじまった
第5章 空洞化による政策への影響
第6章 経済改革のケーススタディ
第7章 女性の「退出」による政策への影響
第8章 例外あってのルール
第9章 社会保障の新たなシステムをめざして
著者等紹介
ショッパ,レナード[ショッパ,レナード][Schoppa,Leonard J.]
ヴァージニア大学政治学部教授。政治学博士。専攻は日本政治と政治改革の国際比較。1962年、米国生まれ。宣教師の息子として来日、子供時代は北海道で暮らす。ジョージタウン大学卒業後は英語教師として熊本に滞在。1989年、オクスフォード大学で政治学博士号を取得。ヴァージニア大学助教授、準教授を経て現職。慶応義塾大学客員助教授、東京大学と国際基督教大学の客員研究員(フルブライト・リサーチ・フェロー)も務めた
野中邦子[ノナカクニコ]
多摩美術大学絵画科卒。出版社勤務、フリーランスの編集者をへて翻訳者。翻訳グループ「牧人舎」所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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