内容説明
90歳の「知の巨人」が実践する知的な老い方!「日々にわれわれは賢くなりゆく」―だから年を取っても健康です!
目次
1 華麗なる加齢(カレイ;大人多忙―小人閑居 ほか)
2 感情を発散させる(ストレス・フリー;怒ってよし ほか)
3 “日々にわれわれは賢くなりゆく”(風のように;汗の力 ほか)
4 緩急のリズム(ゆっくり急げ;横になる ほか)
5 命を延ばす方法(すてる心;流れる水は腐らない ほか)
著者等紹介
外山滋比古[トヤマシゲヒコ]
1923年、愛知県生まれ。お茶の水女子大学名誉教授。東京文理科大学英文科卒業。雑誌『英語青年』編集、東京教育大学助教授、お茶の水女子大学教授、昭和女子大学教授を経て、現在に至る。文学博士。英文学のみならず、思考、日本語論などさまざまな分野で創造的な仕事を続け、その存在は、「知の巨人」と称される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遥かなる想い
214
タイトルに惹かれて読了。 超高齢化社会に向けて、邁進する日本では 漠然と不安を感じることが多いが、本書を 読むと元気になる気がする。 外山滋比古の軽い戯言集だが、 肩の凝らず、おそらく 読後 何も残らない だろうというところも 気楽でいい。2017/04/13
keroppi
69
90歳を超える知の巨人。「流れる水は腐らない」、なるほど。私も、まもなく仕事を引退するが、動きまわることを考えねば。そして、「忘れるがカチ」。よく心に留めておこう。2019/12/27
鱒子
64
図書館本。目上の男性、しかも「知の巨人」と呼ばれる方にこういうことを言うのは大変失礼なのですが、外山先生めっちゃかわいいです!80代から炊事を始め、古い友達と喧嘩して新しい友達を作り、郵便配達を待ちわびて飛び出す。老化を見つめながらも前向きな生き様がカッコいい。そして以前の著作とちっとも変わらずに「忘れること」「風のように読むこと」を肯定されているのは、読者として心強いです。さらさらと読める楽しいエッセイでした。2019/12/05
kum
28
一昨年亡くなった恩師の形見本2冊目。国語の試験でよく題材になっていた記憶の著者、外山滋比古さんはもう90も半ばを過ぎていると知って驚く。高齢とはいえ、外山さんよりはずっと若かった先生はこの本を読んで何を思ったのだろう。老いにいくらかは足を踏み入れた自分や、両親のことも思い浮かべながら読んだ。複数のおしゃべりクラブが心身ともに元気にしてくれる、怒ることや泣くことが命を延ばす、ゆっくり急げ(緩急のリズムが大事)、忘れるほどに頭はよくはたらくようになる、などなど元気に長生きする知恵が満載。2020/07/29
Shimaneko
10
老父母のために買ってみたものの、これを真に受けて実践されたら迷惑極まりない話ばかりだったので、なかったことにする。自分たちの年代で80とか90とかまで生きちゃったら、サブカルの効用とか説くようになるのかね。それも何だかだなぁ。2015/09/28