内容説明
半年ぶりにアナベスと再会したパーシーは、喜びもつかの間、逃げるようにユピテル訓練所を旅立った。今回の旅のメンバーは、七人の英雄―パーシー、アナベス、ジェイソン、パイパー、リオ、フランク、ヘイゼル―と、保護者のヘッジ先生。八人を乗せた戦艦アルゴ2号は「死の扉」と行方不明のニコをさがしにローマをめざすが、宿敵ガイアが支配する亡霊や怪物たちが次々と現れる。その上アナベスは、母アテナから命じられた秘密の使命のことをだれにも話せずにいた。
著者等紹介
リオーダン,リック[リオーダン,リック] [Riordan,Rick]
1964年、米テキサス州サンアントニオ生まれ。テキサス大学で英語と歴史を専攻。『ビッグ・レッド・テキーラ』(小学館)でシェイマス賞、アンソニー賞。『ホンキートンク・ガール』(小学館)でアメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)最優秀ペーパーバック賞を受賞した実力派ミステリー作家
金原瑞人[カネハラミズヒト]
1954年、岡山市生まれ。法政大学教授。翻訳家。エスニック文学、マイノリティ文学、児童文学を講じ、ヤングアダルトの分野を中心に精力的な翻訳活動を行なっている
小林みき[コバヤシミキ]
1968年生まれ。英米文学翻訳家。東京女子大学卒業。慶應義塾大学大学院卒業。教職を経てシモンズカレッジ(米国マサチューセッツ州)大学院で修士号取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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りこ
7
サミーとリオの繋がりに感動。リオとヘイゼルがくっつかないのが残念だけど…(汗)しかし早く次巻出てくれないかな…(汗)
シュウ
6
困難に立ち向かい、打ち勝っていくが、更なる困難が待ち受ける。追われて旅が始まり、少しずつお互いを理解しあい、力を合わせていくが、困難な冒険は続く。ガイアの思惑を退けられるか。2021/02/01
ぴっちゃん
3
前2巻の(もっというなら前シリーズの分も)詳細があいまいになってしまったので、読み返してから読もう・・・・と思っている間に日がたち、結局前シリーズの5巻目を読み返しただけで読み始めたので、人間関係の整理がつかないまま読み進めてしまいました。でも十分おもしろかったし、波瀾万丈すぎて一気に読みふけってしまいました。早く続きが読みたいな。2014/07/30
たぬきち
2
元々の話を知ってると、より楽しめる。ギリシャとローマが仲違い。元々はギリシャから派生したのに。神々が当てにならないのは前シリーズと同じ。今回はカップル同士の話が多め。そしてパーシーーー!「もう離さない、二度と」はカッコよかったけどさ。どうなっちゃうの? 2022/11/13
空木モズ
2
図書館の本。アナベスはアテナ像を取り戻しに、他のメンバーはニコを取り戻しに神話の本場であるローマに行くことになった巻。この巻で初めて前シリーズの主人公と前々巻の主人公が同じ場所にいた。悪ガキ然としたパーシーとクールで優等生といった風なジェイソンが一緒にいてどうなるかと思ったけれど、ほぼ同レベルで喧嘩し始めたのでニヤニヤしてしまった。仲良いな君ら。無事に各々の使命を果たしたと思ったらラストに凄まじい展開が待ち受けていて次巻読まなきゃと思った。2017/10/24