出版社内容情報
超親バカ社長・万屋大悟が、娘の周囲をとりまく危険を回避するため職権を乱用しまくり大奮闘。
内容説明
市後市のローカルアイドルグループ・「marshmallow15」に脅迫状が送られた。警護を引き受けたのは、万屋大悟。市内で警備会社を営む社長であり、「marshmallow15」のメンバー・知識の父親でもある。親バカを発揮して職権を乱用しまくりつつ、様々なトラブルと事件を解決する大悟。年頃の娘とは、ちょっと微妙な距離感を保ちつつ、謎に立ちむかう。それぞれの事件を通して見えてくる少女達の強い想いと、父娘の絆。そして脅迫状の犯人と驚きの真相とは―!?
著者等紹介
太田忠司[オオタタダシ]
1959年愛知県生まれ。81年に「帰郷」で「星新一ショートショート・コンテスト」優秀作を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
59
地方都市の売出し中のアイドルに脅迫状が届いた。アイドルグループmarshmallow15(マシュマロいちご)通称[マシュいち]のリーダー知識(ちおり)の父、万屋大悟(よろずやだいご)は警備会社社長として自ら警備にあたる。ライブイベント会場に現れる不審者、続く脅迫状、犯人は誰なのか。強面の万屋の子煩悩ぶりと、それをウザがる知識のやり取りが面白い。ドラマ向け…てかドラマのノベライズではないのですね、書き下ろし。▽遠藤憲一さん http://en-ken.com/ の表紙インパクトで読みたくなりました。2019/12/15
竹城 俊之介
55
めちゃめちゃ攻めた表紙デザイン。ピンクのサイリウム&ピンクのネクタイ&遠藤憲一!このインパクト効果により万屋大悟のキャラが遠藤さんで脳内再生されます。 元SPで真面目な警備会社社長というハードボイルド設定と、実はアイドルの娘がいるという意外性。硬柔織りまぜたおじさんが遠憲さんにぴったり過ぎて、キャスティングの妙を感じます。 ももクロファンの太田先生だけあって、アイドルの描写に深い愛とこだわりを感じました。推理より、アイドルと警備のプロ魂を感じる小説でした。2020/12/15
みい坊
41
カバー写真のインパクトが極めて大!万屋大悟のイメージはページをめくる前から「遠藤さん」。アイドルのお父さんでもあり、警備会社社長でもある万屋大悟が、娘のグループへ届いた脅迫状をめぐって娘やグループのメンバーと関わっていく物語。脳内で遠藤さんがイキイキと動き回って楽しい読書でした。ドラマになったら面白いだろうなぁ。万屋親子の関係や桔梗さんとのこれからも気になるので、続編にも期待しちゃいます。2018/02/03
ゆう
39
2018年初読み本。元SPで現民間警備会社社長の万屋大悟が娘が娘の所属するアイドルグループに脅迫状が届いたことから警護をすることに。脅迫状と合わせて起きる事件を解決しながら娘を見守る…って職務じゃなくて完全に父の立場じゃないか。や、でもちゃんと警護はしてるしいいのか。父と娘の近すぎず遠すぎずな微妙な距離感がいい。表紙がエンケンさんだから脳内万屋さんは完全にエンケンさんで動いてた。現在ドラマ化未決定のこの作品。もしドラマ化したときに万屋さんがエンケンさんじゃなかったらビックリするわ。2018/01/01
ネコタ
33
(サイン本)トークイベントで太田先生にサインをしていただきました!面白かった!アイドル好きの太田さんが描くアイドルとその父、その父はアイドルグループの警護を担当。カバーのおかげで万屋大悟は完全にエンケンさんのイメージで読んでいた。脅迫状の犯人を捜しつつも周りで起きるトラブルを解決。最後はちょっとヒヤッとしたけど面白いお話だった。帯には「金曜夜11時連続ドラマ未決定」って書いてある(笑)ドラマ化して欲しいなー2018/02/10