出版社内容情報
『リーガル・ハイ』などの人気脚本家・古沢良太が手がける映画『ミックス。』を、人気作家・山本幸久が豪華小説化!
内容説明
不器用で欠点だらけの人達が、卓球の男女混合(ミックス)ダブルスを通じて小さな“奇跡”を起こす、恋と人生の再生物語。大注目の脚本家・古沢良太による、笑いと涙が詰まったオリジナル脚本を、人気作家・山本幸久が、感動と幸せに満ちた物語として、豪華小説化!
著者等紹介
古沢良太[コサワリョウタ]
脚本家。1973年神奈川県生まれ。東海大学文学部卒業。2002年、『アシ!』で第2回テレビ朝日21世紀新人シナリオ大賞を受賞しデビュー
山本幸久[ヤマモトユキヒサ]
作家。1966年東京都生まれ。中央大学文学部卒業。編集プロダクション勤務などを経て、2003年「笑う招き猫」で第16回小説すばる新人賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
美登利
100
楽しかった!映画w主演の2人はそのまま変換して読みました。他のキャストは調べてなかったので読み終えてから確認してニヤニヤ。卓球を軸にしたスポ根&ちょっと大人なストーリーなのは主人公たちがアラサーだからか。試合を見ているとつい自分も体が左右に動いてしまったりするのよね。スピード感溢れるもの。小さな卓球場に集う人々にドラマがあり、勝負だけの世界から遠ざかった後に1歩ずつ進む主人公たちの心の成長もあり、とても良い物語でした。映画も観ようと思って時が過ぎてたけどまだやってるから見に行きたい!2017/12/15
ユザキ部長
86
天才少女と言われてたけど卓球の世界を辞め一般入試、就職して人並みに恋をして。でも退職して。その退職の理由が悲惨すぎる。いや~ショック。さて本編。めちゃめちゃ面白い。ボクシングの様なフットワークとパンチの効いたスマッシュがビシバシ跳ねます。ギャグもキャラもぶっ飛んでて大ウケです。「諦めたくない。なんかもう、悔やむのは嫌だ」「あたしはあたしの人生を取り返す」心にも響きます。2018/08/05
nana&qoo
24
古沢良太氏脚本の映画を、山本幸久氏がノベライズ。鬼コーチだった母の死をきっかけに卓球から遠ざかっていたかつての天才少女が、15年のブランクを経て再びラケットを手にする話。オリジナルの映画はコミカルなドタバタ劇でテンポの良さがありましたが、こちらは卓球のルール改正や細かい技術が解説されて、小説らしい奥行きがありました。映画と小説の持ち味を再認識。何回も観たり読んだりする作品という感じではありませんが、エンタメとして楽しめました。2020/05/07
げんちゃん
18
卓球なので読まねば!と思い読みました。 卓球の知識も付いた本でした。あと、卓球が好きになる本でした。2018/07/28
ベローチェのひととき
18
映画館の予告編で見て気にはなっていた。本屋で本を見たら、大好きな山本幸久さんが小説化していることがわかり即購入して読んだ。期待通り、面白かった。一気に読んでしまった。笑いと涙が詰まったコメディタッチの小説であった。もう映画上映は終わったかもしれないが、DVDが出たらレンタルしてガッキーを見たいと思う。無性に温泉卓球がやりたくなった。2017/11/09