内容説明
21世紀の科学を支える博士たちの生き方に迫る、感動ノンフィクション。文庫化に際し、地震学会会長を務めた石田瑞穂と東日本大震災の取材を続ける著者との対談を収録。
目次
日本生まれの薬でアフリカ眠り病に挑む―寄生虫学者・北潔と医師シュバイツァー伝
恐竜少女が首長竜の新種と出会う―古生物学者・佐藤たまきと数学者・藤原正彦の青春記
世界の乾燥地で食糧生産の向上を目指す―農業気象学者・坪充と反アパルトヘイト運動の闘士ネルソン・マンデラ伝
災害軽減のためにできること―地震学者・石田瑞穂と国語学者・大槻文彦伝
南極の「空気の化石」に地球の歴史を見る―物理学者・深澤倫子と雪博士・中谷宇吉郎の随筆集
言葉の不思議を探究する―音声工学者・峯松信明と動物科学者テンプル・グランディンの自閉症報告
ウイルスが紡ぐ生命の物語―ウイルス学者・甲斐知恵子と物理学者マリー・キュリー伝
黄砂は「空飛ぶ化学工場」―物理学者・岩坂泰信と探検家・大谷光瑞伝
人間とコンピュータの対話をデザインする―情報科学者・中小路久美代と作曲家モーツァルト伝
分子を生きたまま見る―生物物理学者・徳永万喜洋と発明家トーマス・エジソン伝
はやぶさは操縦できる宇宙船―宇宙科学者・谷野創と宇宙飛行士エリスン・オニヅカ法
アルツハイマー病の新発見を治療につなげる―脳神経科学者・星美奈子と霊長類学者ジェーン・グドール伝
「増補」東日本大震災を受けて 地震学者・石田瑞穂との対話ふたたび
著者等紹介
最相葉月[サイショウハズキ]
1963年、東京生まれの神戸育ち。関西学院大学法学部卒。科学技術と人間の関係性、スポーツ、教育などをテーマに執筆。97年、『絶対音感』で小学館ノンフィクション大賞受賞。07年、『星新一―一〇〇一話をつくった人』で大佛次郎賞、講談社ノンフィクション賞、日本SF大賞、08年、同書で日本推理作家協会賞、星雲賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
gonta19
マドロス
James Hayashi
おおた