出版社内容情報
紫式部とはどのような人物だったのか?栄華を誇った藤原道長の目にとまり、その娘中宮彰子の女房として仕えた宮廷生活の記録だけではなく、鋭い人物批判と、自己の内面を告白した稀有な日記文学。
紫式部と紫式部日記を理解するための充実の附録付き。『正訳 源氏物語 本文対照』に続く、平安文学研究の泰斗による本文対照で読める現代語訳、第二弾!
本書は親王誕生を中心とする宮廷行事、自己の反省や告白をもつづる深い人間性などが記された、『源氏物語』作者による、唯一の生活記録。
女流日記文学の傑作として必読の書である。
紫式部日記
附録
解説
登場人物要覧
紫式部日記参考系図
紫式部年表
中野幸一[ナカノコウイチ]
翻訳
内容説明
原文と対照して読める現代語訳。親王誕生を中心とする宮廷行事、自己の反省や告白をもつづる深い人間性などが記された、『源氏物語』作者による、唯一の生活記録。女流日記文学の傑作として必読の書。紫式部と紫式部日記を理解するための附録も充実。
目次
紫式部日記(土御門邸の秋―寛弘五年七月中旬;五壇の御修法;朝露のおみなえし;殿の子息三位の君;御盤のさま;宿直の人々―八月二十日過ぎ;宰相の君の昼寝姿―八月二十六日;重陽の菊のきせ綿―九月九日;薫物のこころみ―同日の夜;修験祈祷のありさま―九月十日 ほか)
附録
著者等紹介
中野幸一[ナカノコウイチ]
早稲田大学名誉教授。文学博士。専攻は平安文学。2011年瑞宝中綬章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件