平凡社新書<br> 真田四代と信繁

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平凡社新書
真田四代と信繁

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  • サイズ 新書判/ページ数 302p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582857931
  • NDC分類 288.3
  • Cコード C0221

出版社内容情報

真田丸の戦いで、戦国期の伝説となった信繁(幸村)など真田氏歴代の歩みを、NHK大河ドラマの時代考証者が、余すところなく描く。

はじめに

一章 真田幸綱 真田家を再興させた智将
真田家の系図主張/滋野氏の発祥/滋野氏と信濃/海野氏の勃興/大塔合戦と結城合戦
真田「幸隆」の実名/海野棟綱との関係/「真田右馬助綱吉」とは何者か/海野平合戦
武田信虎の追放と山内上杉氏の信濃出兵/幸綱の武田家従属/砥石城攻略と本領復帰
姻戚関係の構築/川中島合戦/西上野侵攻と岩櫃城将就任

二章 真田信綱 長篠の戦いに散った悲劇の将
正室「於北」と信綱の家督相続/四阿山信仰と真田氏/真田家当主・岩櫃城将として
長篠の戦い

三章 真田昌幸 柔軟な発想と決断力で生きのびた「表裏比興者」
人質からの出世/正室山之手殿の出自/真田領検地/沼田城攻略/「北上野郡司」として
高天神崩れと新府城築城/武田家滅亡/織田政権への従属/本能寺の変
「天正壬午の乱」のはじまり/昌幸、徳川家に従う
徳川氏と北条氏の和睦──「天正壬午の乱」の終結/上田城築城/小県郡を制圧
第一次上田合戦/秀吉への接近/「表裏比興者」、豊臣政権への服属
信長・秀吉の「惣無事」/秀吉の「惣無事令」と「沼田領問題」の裁定/名胡桃城事件
小田原合戦のはじまり/鉢形城攻略と小田原合戦の終結/小山田茂誠の家臣化
豊臣政権下の真田氏と石田三成/朝鮮出兵の中の真田氏/関ヶ原の戦いへの道
政権奪取の布石を打つ家康/第二次上田合戦/高野山配流と死去

四章 真田信繁 戦国史上最高の伝説となった「日本一の兵」
実名と生没年/木曽での人質生活/越後での人質生活/豊臣政権と岳父大谷吉継
馬廻信繁の知行地とその支配/「秀次事件」と信繁/九度山での生活/大坂入城
真田丸築城をめぐる真相/大坂冬の陣と真田丸の攻防/信繁に仕掛けられた寝返り工作
講和の成立/大坂夏の陣へ/道明寺の戦い/信繁の討死/豊臣家の滅亡/信繁妻子のその

五章 真田信之 松代一〇万石の礎を固めた藩祖
上野在城とふたりの妻/豊臣政権下の信幸/石田三成との交友
小県郡の知行改めと上田領の復興/藩政機構の整備/松代転封

あとがき
年表
主要参考文献

【著者紹介】
1977年大阪府生まれ。2000年、慶應義塾大学文学部史学科卒業。05年、同大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得退学。08年「戦国期武田氏権力の研究――取次論の視座から」で博士(史学)。専門は戦国大名論。慶應義塾大学非常勤講師などを経て、13年より国文学研究資料館研究部特任助教。著書に『戦国大名の「外交」』(講談社選書メチエ)、『図説 真田一族』(戎光祥出版)、編著に『論集戦国大名と国衆13 信濃真田氏』『同14 真田氏一門と家臣』(ともに岩田書院)、共編著に『武田氏家臣団人名辞典』(東京堂出版)など多数。

内容説明

信濃国小県郡真田郷を本拠とする真田氏は、武田、上杉、北条、織田、徳川など並みいる大大名らに囲まれつつも、幾多の難局を乗り切り、ついには近世大名として家を守りとおした。したたかに、実直に生きのびた武家一〇〇年の歩みは、お家生き残りの物語であった。「表裏比興者」昌幸、「日本一の兵」信繁(幸村)をはじめ、16~17世紀、戦国期に活躍した真田氏歴代の歩み。

目次

1章 真田幸綱―真田家を再興させた智将(真田家の系図主張;滋野氏の発祥 ほか)
2章 真田信綱―長篠の戦いに散った悲劇の将(正室「於北」と信綱の家督相続;四阿山信仰と真田氏 ほか)
3章 真田昌幸―柔軟な発想と決断力で生きのびた「表裏比興者」(人質からの出世;正室山之手殿の出自 ほか)
4章 真田信繁―戦国史上最高の伝説となった「日本一の兵」(実名と生没年;木曽での人質生活 ほか)
5章 真田信之―松代一〇万石の礎を固めた藩祖(上野在城とふたりの妻;豊臣政権下の信幸 ほか)

著者等紹介

丸島和洋[マルシマカズヒロ]
1977年大阪府生まれ。2000年慶應義塾大学文学部史学科卒業。05年、同大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得退学。08年「戦国期武田氏権力の研究―取次論の視座から」で博士(史学)。専門は戦国大名論。慶應義塾大学非常勤講師などを経て、13年より国文学研究資料館研究部特任助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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佳音

82
良かった。史実を丹念に追って予測が少ないところが。根拠を示し、複数の資料を比較して考察している道程もあげて持論を挙げている。全くの 私見だが、脚本家氏も出版が昨年11月13日なのでこの本を資料としていることはないだろう。NHK真田丸のガイドブックで研究者は信繁の九度山生活は困窮していなかったとしているが、本書では、書状を示し困窮しているとある。幸村への信尹を使った寝返り工作は興味深かった。それだけ家康が信繁に瞠目していたということだ。寝返り工作の中で本多正純が提示した十万石(または一万石)と出されたが、2016/12/05

岡本

55
大河ドラマ「真田丸」の時代考証を担当している丸島氏による戦国期真田氏の通史。ドラマの補完として読むつもりが新資料の研究による数々の新説に驚きました。名前が有名な割には全体を通して知らなかった真田氏の詳細が分かる良書でした。2016/09/08

ぜんこう

20
この本を読みながら、大河ドラマ「真田丸」はかなり忠実に作られてたんやなぁ、と思ったら、この本は「真田丸」の制作発表後にまとめられたらしい。 でも、読みながら頭の中では「真田丸」の映像がチラチラ。 「真田丸」もう一回見たいなぁ。2017/01/21

たくのみ

14
戦国時代なのに三角関係、純愛、裏切り、家族愛、うるさ過ぎる幼なじみに、見かけ倒しの猛将、裁判劇…現代劇の要素があふれ出る大河ドラマドラマ「真田丸」。この本読んだら、そのビックリな展開が、かなり史実どおりだったのも驚き。「手のひらを返すように」どんどん主を変え、徳川、上杉、北条を散々に振り回す昌幸。信繁よりお父さんの方が主役なんですね。2016/06/13

みか

13
大河ドラマ「真田丸」(2016年)の時代考証を務めた丸島和洋先生の一般向け著作。1章:真田幸綱、2章:真田信綱、3章:真田昌幸、4章:真田信繁、5章:真田信之という構成。真田家のルーツから考察を始めているところが面白く感じました。「真田丸」前史の物語が分かります。真田家は清和天皇の子孫の滋野一族の惣領家にあたる海野氏に直接連なる家系=海野氏惣領家」という由緒主張について、疑問点を丁寧に考察しており、「真田家は、鎌倉時代初期に海野氏から分出した庶流家」と結論づけているのが、とても興味深く思いました。2016/04/23

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