出版社内容情報
中世から近世への社会転換を示す重要要素とされる「兵農分離」。いま、この概念の存在自体が揺らいでいる。歴史ファン必読の一書。
内容説明
中世から近世への社会転換を示す重要要素とされる「兵農分離」。いま、この概念の存在自体が揺らいでいる。時代の変化はどのように訪れるのか。最新の研究成果から実態に迫る。
目次
序章 兵農分離の多面性をさぐる
第1章 兵農分離は軍を強くするのか
第2章 戦場に行くのはどのような身分の人なのか
第3章 「身分法令」と人掃令はなにを目指したのか
第4章 身分の分離と検地・刀狩りの関係
第5章 居住地を分離させる法・政策はあったのか
第6章 近世的居住形態はどのようにして生まれたのか
第7章 武士は領地支配を否定されたのか
終章 兵農分離の捉え方
著者等紹介
平井上総[ヒライカズサ]
1980年北海道生まれ。2008年、北海道大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。専門は日本中世史、日本中近世移行期史。日本学術振興会特別研究員(PD)、北海道大学大学院文学研究科助教を経て、花園大学文学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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