双葉文庫
旅立ノ朝(あした)―居眠り磐音江戸双紙〈51〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 333p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784575667592
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



佐伯 泰英[サエキ ヤスヒデ]
著・文・その他

内容説明

雲ひとつない夏空の下、穏やかな豊後水道の波を切る関前藩所蔵船豊後丸の船上に、坂崎磐音とその一家の姿があった。病に倒れた父正睦を見舞うため、十八年ぶりに関前の地を踏んだ磐音は、帰国早々国許に燻ぶる新たな内紛の火種を目の当たりにする。さらに領内で紅花栽培に心血を注ぐ奈緒の身にも…。春風駘蕩の如き磐音が許せぬ悪を討つ、“剣あり、恋あり、涙あり”の書き下ろし長編時代小説第五十一弾。平成の大ベストセラーシリーズ、ここに堂々完結!

著者等紹介

佐伯泰英[サエキヤスヒデ]
1942年、北九州市生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒。デビュー作『闘牛』以後、スペインをテーマにした作品を発表。99年、初の時代小説『密命』を皮切りに次々と作品を刊行、時代小説の旗手として高い評価を得る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とし

161
居眠り磐音江戸双紙「旅立ノ朝」51巻。やはり最後は豊後関前藩で、藩の新たな内紛の始末と藩主の交代、父坂崎正睦の死、奈緒新たな決意、それに父坂崎磐音が23年前関前藩を旅立ったように、坂崎空也は関前藩から武者修行に大団円でした。「特別版その後の空也」を希望読んでみたいですね。2016/02/18

KAZOO

151
やっと51巻で終了いたしました。この何年間、楽しませてくれた作者には感謝の気持ちでいっぱいです。昔ながらの勧善懲悪の時代劇など最近は少なくなってしまいましたが堪能させてもらいました。最初の地に戻り最後の活躍も終えて、父親が亡くなり(前巻ではかみさんの父親も)、さらに息子は薩摩の示現流を学ぶべく旅立っていきます。映画のようなうまい終わり方をしていると感じました。後は「鎌倉河岸」を楽しむのみです。2016/01/10

tengen

82
正陸容体悪化の知らせを受け、18年振りの関前入りを果たす磐音。しかし、そこには藩主・実高からの密命を秘めていた。いよいよ舞台を関前にうつしての最終巻。 関前に始まり関前に終わるという作者の意図が伝わります。騒動にけりをつけた磐音最後の剣の戦いは、霧子が生死をさまようはめに追い込んだあやつ。ラストには江戸に向かう磐音一家と分かれ、武者修行に向う空也の清々しい姿があった。☆彡長かったがリアルに読み終えられて良かった。メジャー2ではないが、佐伯先生若かったら絶対に空也で次のステージを描いただろうな。2016/01/13

ともさん

77
遂にシリーズ完結ですね。随分楽しませて貰いました、磐音ありがとう。次は空也の活躍に期待ですね。 図書館で第一巻「陽炎ノ辻」を見つけたのが最初で、他の剣豪小説とは一味異なる文体に引き込まれ読み漁りました。 持ち歩きに手頃な文庫本で活字も大きく読み易く電車やバスで出掛ける時は必ず「佐伯本」を手にしました。 他のシリーズも含めて10年間で「佐伯本」約180冊読みました。 しかしこのシリーズが一番印象に残っています。 2017/01/07

ドナルド@灯れ松明の火

71
遂に磐音シリーズ完結。後半は駆け足だったが、ほとんどを回収し読後感は悪くない。佐伯さんも大変だったろうが読者も良く付いていったものだ。空也のその後(薩摩藩・示現流の習得)をスピンオフで描いて欲しいと思った。この巻はお薦め2016/03/06

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