転生―越境捜査

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  • サイズ 46判/ページ数 426p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784575241648
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

消費者金融最大手マキオスの会長に君臨する槙村尚孝は、かつて一緒に空き巣を働いていた原口敏夫という男で、本当の槙村は三十年前に原口によって殺された――。葛西と名乗る老人の告白を神奈川県警の宮野が聞きつけた直後、豪徳寺の空き家の床下から古い白骨死体が発見される。警視庁捜査一課の鷺沼友哉は、その真相追究に乗り出すが……。大人気「越境捜査」シリーズの第7弾。

内容説明

刑期を終えた元窃盗犯の老人が告白した過去の犯罪。三十年前、その事件は本当に起きたのか!?鷺沼&宮野の型破りコンビが死んでいるはずの男の過去に迫る!!

著者等紹介

笹本稜平[ササモトリョウヘイ]
1951年千葉県生まれ。立教大学社会学部社会学科卒。2001年『時の渚』で第18回サントリーミステリー大賞と読者賞を同時受賞。04年『太平洋の薔薇』で第6回大藪春彦賞を受賞。『天空への回廊』をはじめとする壮大な冒険小説や、数多くの警察小説で高い評価を得る。映画化された山岳小説『春を背負って』をはじめ、シリーズが次々にドラマ化され人気を博している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

168
シリーズ第7弾『転生』と謳うだけあってもう誰が誰やらの今作。しかもお金が絡むからいつものタスクフォースの面々も黙っていない。発端は老人ホームにいる85歳・葛西の告白だ。30年前に物盗りに入った家の主を殺した原口がその家の主になりすましていると言う話から始まった。成年後見人・悪徳弁護士・半グレ・付随殺人・・なかなかに練られていたが、葛西が遺言で宮野にお金を残したというのが気に入らない(笑)笹本作家『所轄魂』シリーズと対をなすと思うこのシリーズ、宮野は好きになれないがやっぱり宮野ありきのシリーズなのだろうな。2019/05/28

一笑

18
鷺沼、宮野、三好、井上、彩香、福富、御存知タスクフォースが活躍する越境捜査シリーズ第7弾。消費者金融最大手、資産総額で日本トップ10の常連槙村尚孝のなりすましを暴く。最後はなりすましのなりすましも出てきて、なかなか複雑な展開になってくる。こんな刑事達がいるなんて、まあ、現実的にはあり得ないことだろうけれど、ドラマとしては面白い。いつのまにか宮野=寺島進になってくるところもまた面白い。笹本稜平先生お亡くなりになったけれど、越境捜査シリーズってこれが最後ですか?2023/01/10

座敷童

16
最初の方は少し話が大きすぎて入りにくかったが、後半は一気に読み込めた。 いつもの展開とは少し違い、悪からせしめることはできなかったが、最後にまさかの宮野が感謝?されて大金を…。 今後のタスクフォースの行方が楽しみだ。2021/02/27

図書館ポイズン

10
もう定番となりつつある展開。 だんだんみんなが宮野化している。 けれど宮野あったのシリーズです。 まだ続くのだろうか2020/04/04

りょう

10
この越境捜査シリーズ、なんだかキャラが固定されていて、飽きる感じと、安定感がある感じがあって、楽に読みます。今回は、別の人になりかわるっていうテーマ、何度もどんでん返しがあって、最後には、そっくりな別人までーこれはなんだか無理感もあるかなあーでてきて、さーっとよみました。じっくり読むには適してないなあ。2019/07/24

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