出版社内容情報
全寮制の北斗学園で「七不思議」を解明しようとする中等部2年の三人組が出会う事件とは。謎が謎を呼ぶ学園ミステリーシリーズ、開幕。
【著者紹介】
作家
内容説明
都内にありながら、深い森に囲まれた全寮制の北斗学園。戦前からの建物が点在する広大な敷地の全貌は、学生たちにも定かではない。新聞部に所属する中等部二年のアキは、学園に伝わる七不思議のある特殊性に気づき、友人のハルとタモツとともに調査を始める。しかし、それを阻もうとするかのように、不隠な事件や奇妙な出来事が次々と起こり…。魅力あふれる建築物と眩惑的な謎が織りなす学園ミステリー。
著者等紹介
篠田真由美［シノダマユミ］
１９５３年、東京都生まれ。１９９２年に『琥珀の城の殺人』でデビューする。以後、ミステリ、伝奇小説、ファンタジーなど幅広い作品を発表（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
小梅さん。
9
北斗学園に通う中学生アキ、ハル、タモツの3人。 それぞれに個性的で、いい関係を築いている。 マドンナ的な先輩がいるのも、青春していて好き。 どこの学校にもありそうな、学園の七不思議を調べ始めたことで、事件に巻き込まれる3人。 語り手のアキのまっすぐで一直線なところが、色々引き起こす。 淵野先生やJの正体など、謎を残しつつ、2巻へ。2018/06/09
nagi
7
北斗学園シリーズの1作目。学園ミステリー。他の方の感想にもある通り、コバルト文庫を読んでいる様な懐かしさ。まだまだ物語は始まったばかりで、謎は謎のまま。学園の七不思議は全て解けるのか、学園の創立者の謎は解けるのか、知りたい事が山のよう。続きを読むのが楽しみです。2018/08/07
ケロケロ
5
★★★☆☆2017/04/13
きょん
5
全寮制学園に伝わる七不思議をめぐる少年たちの冒険。ミステリーYA！からの文庫化だし、波津さんの表紙も可愛い感じだったので軽い気持ちで読み始めたら、結構シリアスな部分があって驚いた。学園側の立場にいる者が、命の危険があると懸念されるのに、生徒の謎解きを煽って良いんだろうかと思うし、親として手術まで必要な怪我を負ったらもっと騒ぎそうなもんなんだけどなあ。とりあえず続編は有りそうなので、出たら読んでみようかな。2013/10/09
はちくま
4
アキもハルもタモツもみんな可愛い。そこそこ埃っぽい中学生男子らしいところが、また良い。事件は、思ったよりリアルというか生臭いというか、複雑。次作ではもっと深化していくのかしらん。波津先生の表紙も美麗で、思わず惹かれてしまったけど、中二にしてはちょっと大人っぽくないか？そして、旧図書館。ほしい！2013/12/06
