薄氷の踏み方―時代に塗りこめられないために

電子版価格
¥1,100
  • 電書あり

薄氷の踏み方―時代に塗りこめられないために

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 226p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569698120
  • NDC分類 159
  • Cコード C0030

内容説明

お金、場の空気、成長、心と身体…武術家と精神科医が「一流の条件」を独特な視点で探る。

目次

序章 お金があるって何だろう
第1章 場の空気を読む技術
第2章 成長とは何か?
第3章 一流の条件
第4章 「分からないこと」を追求する
第5章 身体と心の育て方

著者等紹介

甲野善紀[コウノヨシノリ]
1949年、東京都生まれ。武術研究者、松聲館館主。神戸女学院大学客員教授。1978年から武術研究を専門とする道に入り、古流の武術や異分野との交流、古文献の研究などを通して、古の武術を研究する。その研究の一端がスポーツ、楽器演奏、介護、教育等に応用されて成果を挙げ、さまざまな分野から注目されている

名越康文[ナコシヤスフミ]
1960年、奈良県生まれ。精神科医。専門は思春期精神医学、精神療法。大阪府立中宮病院(現:大阪府立精神医療センター)にて精神科緊急救急病棟の設立、責任者を経て、1999年同病院を退職。引き続き臨床に携わる一方で、テレビ・コメンテイター、雑誌連載、映画評論、漫画分析などさまざまな分野で幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

砂王

4
「満たされる」と危ないように、「安全で豊か」ということは「退屈」と結びつくそうだ。レベルが上がる前には、レベルが上がった後に自分が何を考えるか想像できない。つまり、口が出る前に、体を前に動かさなきゃいけないみたいだ。2016/02/28

門倉或刀

1
ふとしたときに読み返したくなる本。日常生活の垢がたまって、足元が泥沼のように重く感じたとき、いうなれば世間に居着いてしまったとき、ニュートラルな感性を取り戻せる、そんな本。座右の書となりつつある。読み終わると希望とも絶望ともつかない奇妙なこころもちでざわつき、感情がただ呆然と立ち尽くす。だが、体は動き出す。2010/02/09

nutts

1
短期間で作れる安易な対談企画に、安易なコメンテーターの役割で名越さんが居着き、甲野先生が空気を読んでしまった残念本。活字にしてしまうと紙幅の割りに薄い結論の羅列が目に付く。編集する側の意図なのか問題なのか、話の前提に関する補則不足が目立ち(「」だらけ)、論旨展開が粗いのが残念。せっかくのお二方、枝葉ばかりたくさん見せるのではなく、幹の部分も見たかったのだが。2010/01/14

ミニジロー

0
話題が広い範囲に及びとらえどころがないとも言えるが、武道家と精神科医という言葉にならないところで格闘している人の対談なので、ある意味ついていくほうが難しいのかも知れない。というか、とらえどころがない中途半端な状態で時自分自身で考えろというのが正しい読み方なのかも。2016/10/02

私的読書メモ3328

0
話題はかなり取り留めもなく展開し、非常に散漫なのですが、しかし本書に限っては、その取り留めのなさこそ必要なのでしょう。目を開かされるような知見の提示が多々あり、とても考えさせられます。しかし、まあ、話題に上がる人物や例などが、胡散臭い感じも拭いきれず……。2015/01/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/78392
  • ご注意事項