内容説明
一般に分別は良いこと、無分別は悪いことだが、分別が過ぎると“我”が先に立って名前や概念にとらわれ実態が見えなくなる。ロボット研究の第一人者で、仏教にも造詣の深い著者が、臨機に心が最適の所に飛んでいき、その場所その瞬間を生かす自在心に至る“無分別”への道を説く。混迷の時代に、無用なこだわわりやとらわれを捨て、物事の本質をつかみ、無尽蔵の発想を可能にする型破りの人生指南の書である。
目次
第1章 「分別」するから見えなくなる
第2章 誰にでもある こんな分別・あんな分別
第3章 さらば、分別心
第4章 「無分別」の心理学
第5章 「無分別」への近道
第6章 無分別の分別
第7章 無分別に生きる