内容説明
世界各地のモンスターや妖怪の本です。ミステリアスな存在をショート・ストーリーやミニ知識で紹介します。幻想的なイラストが、独特の雰囲気を醸し出し、怪しい世界を奥行き深く描き出しています。どうぞ、お楽しみください。
目次
ドラキュラ伯の城
プラハのゴーレム
ネス湖の怪獣
雪女
セルキー海の妖精
さまよえるオランダ人
石にされたトロール
さらばフランケンシュタイン
怪鳥ワキニャンタンカの怒り
ジェボーダンの獣
イエティを守れ!
アンクー(死神)にされた男
ドラゴンの血によって
グレムリン武装せよ
一角獣の涙
著者等紹介
チュルヒャー,ミュリエル[チュルヒャー,ミュリエル] [Z¨urcher,Muriel]
フランス生まれ。機能訓練士とリハビリ施設の施設長補佐として働く中、様々な物語が自然に頭に浮かび、作家としてデビュー。以来、ナンシー(フランス北部)に住みながら、様々な年齢層に向けた物語を執筆。2017年現在、35作以上を出版。旺盛な出版活動を続けている
橋賢亀[ハシカツカメ]
イラストレーター。多数の書籍の装画を描く。他に電撃ゲームイラスト大賞金賞、詩とメルヘンイラストコンクール年間佳作賞、コミッカーズイラストマスター展年間グランプリ、sfマガジン読者賞年間イラストレーター部門などを受賞
岡田好恵[オカダヨシエ]
青山学院大学仏文科卒。著書、訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
40
妖の世界は幻想的だと思います。数々の独特の物語に酔いました。2021/10/12
ホワン
3
絵がとても素敵・世界のモンスター絡みのおとぎ話ばかりだがディズニー的でも萌えでもない。日本ではこの感性は貴重、現代的なのにスマホやPCに張り付いてない感じの絵…好き。2018/03/30
藤鼠(ふじねず)
3
世界中の幻妖にまつわる物語が読めるなんて…すてき!!!解説もついてる!!!イラストも雰囲気が内容にぴったりだし、本自体のずっしりとした重みも、なんだかファンタジー世界の本を読んでいるみたいで、たまらなくわくわくしました!「世界幻妖草子」を形づくる要素のすべてが愛おしいです…。図書館で借りた本ですが、買いたい…!!2018/03/29
常葉
2
図書館本。橋賢亀さんの絵に惹かれて借りてみたけれど、吸血鬼だったり、ネス湖のネッシーだったり、日本からは雪女、とタイトルに偽りない多国籍っぷり。読みやすい文章と挿画の多さに大人向けの絵本?とも思ったが、各話の終わりにあるふしぎ通信も興味深く、読み応えもバッチリ。2023/01/29
ソニックゆうすけ
1
どの章も、どこかで耳にしたような話が程よい長さで纏められていてとても面白く、ライトな幻想文学ファンや絵本を好む人は楽しめると思います。章ごとに解説される〈ふしぎ通信〉も秀逸。個人的に絵は特に好きでも嫌いでもない印象でした。2021/06/15