出版社内容情報
ワンタン、ラヴィオリ、餃子、団子…小麦粉などを練ってつくるダンプリングは、日常食であり祝祭の料理でもある。形、具の有無ほか、バラエティ豊かなダンプリングにたっぷりつまった世界の食の歴史を探求する。レシピ付。
内容説明
ワンタン、ラヴィオリ、餃子、団子…小麦粉などを練ってつくるダンプリングは、日常食であり祝祭の料理でもある。形、具の有無ほか、バラエティ豊かなダンプリングにたっぷりつまった世界の食の歴史を探求する。レシピ付。
目次
第1章 ダンプリングとはなにか
第2章 世界のダンプリング
第3章 語源、歴史的文献、料理書
第4章 祝いの料理にしてストリードフード
第5章 民話、文学、映画
第6章 ダンプリングの作り方
著者等紹介
ギャラニ,バーバラ[ギャラニ,バーバラ] [Gallani,Barbara]
欧州食品安全機関(EFSA)のコミュニケーションと対外関係局の局長。2014年1月、「科学と根拠を用いた適正な規制づくり」に関する功績により、サイエンス・カウンシル(英国王室公認の学術会議)が選出するイギリスの科学者トップ100へのリスト入りを果たした。また、英国の食品科学技術研究所(IFST)の公認科学者、特別研究員でもある。食に関する記事を雑誌に積極的に寄稿する
池本尚美[イケモトナオミ]
翻訳家。早稲田大学教育学部英語英文学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Kouro-hou
29
ダンプリングとは小麦粉を動物性脂肪と混ぜて練ったもの。代表選手として東の包子、西のラビオリが登場。具はあったりなかったり。範囲が広くなりすぎるので今回揚げ物は除外。パイはまた違うらしい。歴史は古すぎる上にわりと庶民系なので文献は少なめ、という辺りであまり歴史で書くことがないというパンケーキの歴史の著者と似たような苦労をしているw 伝統的製法のお祝いの縁起物から日々のスープのアレンジかさ増しまでの日常密着型。日々の食事に新鮮さを取り入れるため、他の文化圏の素材や具を取り入れて新たな歴史を紡ぐのだ。2019/12/12
くさてる
23
「ダンプリング」ってなに?と思ったら、要するに小麦粉などを練って作る料理全般のこと。いわゆるお団子、餃子、ワンタン、ラヴィオリまでその種類は広く、歴史も長い。様々な国で愛されてきたその食べ物について、カラー図版も多く分かりやすく語っています。形や名前は変われど、粉を練った料理というのはどこでもいろんなかたちで食べられてきたんだなあと圧倒されました。楽しい一冊です。2019/09/21
秋良
18
ポーランドに行った時、レストランのメニューのピエロギの下に英語でトラディショナル ダンプリングとか何かそんな感じの表記があった。その時は意味が分からなかったけど、小麦粉で作った生地を丸めたり具を入れたりして調理したもの、つまり餃子的なやつのことらしい。恐らく人間の遺伝子には粉物を愛する心がインプットされていて、色んなダンプリングの写真を見ているとパクパク食べたくなってくる。シルクロード沿いの国では似た料理がそれぞれ違う名前で呼ばれていて面白い。日本の団子も同じカテゴリに入れるのは違うのでは?と思った。2023/05/23
kenitirokikuti
10
「食」の図書館シリーズ、「ダンプリング」。餃子とかラビオリとか。広く取るので、包子や日本の串団子も含めている。包括的すぎて焦点が合ってないかんじ。このシリーズ、ピザも同様で、お好み焼きやクレープまで扱ってた記憶がある。まぁ、ダンプリングの場合は、サイズで区切ってる。2019/10/06
takao
4
生地を丸めた団子状のもので、シルクロードを通じて世界中に普及した。 2020/03/03