出版社内容情報
映画を上回る迫力と話題！SEAL隊員で教官としても名をはせた著者がリアルに描き尽くした狙撃手たちの、過酷な世界。映画を上回る迫力と話題！SEAL隊員で教官としても名をはせた著者がリアルに描き尽くした狙撃手たちの、当事者だから記せる過酷な世界。４人の名狙撃手の実体験を軸に、訓練や技術、そして実戦までを詳述。
ブランドン・ウェッブ［ブランドンウェッブ］
著・文・その他
村上和久［ムラカミカズヒサ］
翻訳
ジョン・デイヴィッド・マン［ジョンデイヴィッドマン］
著・文・その他
内容説明
米海軍特殊部隊ＳＥＡＬ隊員、そして教官としても名をはせた著者だから記せたリアルで過酷な狙撃手たちの「戦場」。４人の名狙撃手の実体験を軸に、訓練や技術、そして実戦までを迫力あるタッチで描き尽くす！
目次
第３部 忍び寄り（ジャングルへようこそ；枠にとらわれない；長い夜）
第４部 射撃（待ち伏せ；着弾；解放）
第５部 殺し（命を奪うということ）
エピローグ 生きのびて
著者等紹介
ウェッブ，ブランドン［ウェッブ，ブランドン］ ［Ｗｅｂｂ，Ｂｒａｎｄｏｎ］
元アメリカ海軍特殊部隊ＳＥＡＬ隊員。現役時代にはＳＥＡＬチーム・スリーに所属し、戦闘時の勇敢な行為に対して海軍海兵隊称揚章を授与されるなど、多数の功労表彰を受ける。また海軍特殊戦センターの教官として、特殊戦狙撃手の養成課程を世界最高の水準に高め、数多くの名狙撃手を送りだした
村上和久［ムラカミカズヒサ］
英米文学翻訳者。早稲田大学卒（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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泰然
9
過酷な訓練を経て「狙撃手」に成長した四名は、其れ其れの戦場へ初出陣する。何処で、いつ、どれだけの戦力で戦闘を行うかが戦闘の結果に大きな影響を及ぼすとするのが古典的な戦略理論だが、戦略的資産「狙撃手」の彼らの戦場はガンズの曲さながら「ジャングルにようこそ。ここは日に日に悪くなっていく」の修羅場だった。アフガン、ソマリア、イラクでの戦闘が緊迫のカットバックと硝煙が匂うような文体で描写され、想定外の連続する前線へ招待する。自分の狙撃で救った仲間の命の数と奪った敵の命の数という矛盾を戦場の真実として響かせながら。2019/07/02
chiro
2
映画などで狙撃手を見るたびに、彼らはどういう過程を乗り越えて狙撃手になるのだろうと思う事があったが、本屋で偶然この本を見つけて購入。 （上）は主に、4人の狙撃手の子供時代から入隊、いくつもの訓練をクリアして戦場へ送られるまでの事が書かれていて、（下）は、4人が戦場で経験する事が物語形式で語られている。 著者は、軍事訓練をダンテの神曲に例えていて「一段階ごとに厳しさを増す地獄の連続」だと語っているが、読んでいてとても的確な表現だと思ったし、体力よりも驚異的な精神力が必要とされる場面が多く、驚かされた。2018/08/02
よっし～
1
ほとんどオブセッションに近い養成所のトレーニングを経て戦地へ赴いた狙撃兵たちは、訓練以上の地獄を経験する。いかにテクノロジーが進歩しても、究極的には人間業が重要なポイントとなる戦場で、ゲームではない人の生き死にに直面する。狙撃兵が覗くスコープの先には、矛盾だらけの過酷な現実が口を開けている。アメリカ人にとって２１世紀のベトナム戦争と化したアフガン戦争の迫真の記録。2019/07/02
