出版社内容情報
国民総陪審員制。ネットにアクセスして国民が重大事件の審判を下すという。世界でも類を見ない制度を日本は採用した。しかしその裏で、とんでもない事態が進行していた。サイバーミステリの名手が描く「近未来」サスペンス!
内容説明
20XX年、日本。ネット投票による重要事件の国民総陪審員制が開始。この極めて民主的なシステムが超管理社会への第一歩になった―SNSにあふれる悪意、エンタメ化する「セカイ」、ポスト真実。この物語は予言なのかもしれない。材料はすでに揃っているのだ。
著者等紹介
一田和樹[イチダカズキ]
東京生まれ。コンサルタント会社社長、プロバイダ常務取締役などを歴任後、日本初のサイバーセキュリティ情報サービスを開始。2006年に退任後、作家に。2010年に『檻の中の少女』で第3回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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