ヒトの起源を探して―言語能力と認知能力が現生人類を誕生させた

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ヒトの起源を探して―言語能力と認知能力が現生人類を誕生させた

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  • サイズ B6判/ページ数 365p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784562053421
  • NDC分類 469.2
  • Cコード C0098

出版社内容情報

ホモ・サピエンスは他の種族よりも脳の容量は小さいのに、どうして現生人類として繁栄することができたのか。ホモ・サピエンスは他の種族よりも脳の容量は小さいのに、どうして現生人類として繁栄することができたのか。遺伝学や認知心理学の最新研究を取り入れ、脳の構造から解き明かすヒトの進化の分岐点!

イアン・タッターソル[イアン タッターソル]

河合信和[カワイノブカズ]

内容説明

古人類学界の泰斗がときあかす人類の進化700万年の過程。複雑な遺伝子の偶然の副産物として獲得された認知能力が、ホモ・サピエンスを生き残らせた。遺伝学、言語学、認知心理学などの研究成果も取り入れ、進化の謎に迫る!

目次

ヒトの太古の起源
二足歩行の類人猿の繁栄
初期のヒト科の生活様式と内面世界
多様なアウストラロピテクス類
闊歩するヒト
サバンナの生活
アフリカを出て、舞い戻る
世界に広がった最初のヒト
氷河時代と最初のヨーロッパ人
ネアンデルタール人とはだれなのか?
新旧の人類
謎に満ちた出現
象徴化行動の起源
初めに言葉ありき

著者等紹介

タッターソル,イアン[タッターソル,イアン] [Tattersall,Ian]
アメリカ自然史博物館人類学部門名誉学芸員。ケンブリッジ大学で考古学と人類学、イェール大学で地質学と脊椎動物の古生物学を学び、これまでにマダガスカル、ベトナムなどの世界各国で霊長類学と古生物学の調査を実施。ヒトの化石や進化、認知機能の起源、マダガスカルのキツネザルの生態研究を主な研究テーマとする

河合信和[カワイノブカズ]
1947年、千葉県生まれ。1971年、北海道大学卒業。同年、朝日新聞社入社。2007年、定年退職。進化人類学を主な専門とする科学ジャーナリスト。旧石器考古学や民族学、生物学全般にも関心を持つ

大槻敦子[オオツキアツコ]
慶應義塾大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

zoe

23
骨や歯を分析すれば、食べたものや年代がわかる。年代測定法が新しくなることで、議論が変わる。遺伝子をつってこられるようになって、議論も深まる。行ったり来たりの痕跡もある。言葉の拡散について、構成音を分析するという発想は面白いと感じました。広がるにしたがって、減っていく。多様性の高い、アフリカが起源と分析される。2020/09/21

izw

18
年末から読んでいたが、漸く読み終えた。現代の人類ホモ・サピエンスが出現するまで、多数のヒト科の種が生まれ、滅亡していったことを最新の古人類学の研究成果を紹介しながら考察している。古人類学の研究スピードも速くなっているようで、解説によると原書の出版後今年までにいくつもの新発見、新説が出ているという。知性が発達するきっかけが象徴化の能力であり、作業記憶、言語能力により、認知能力が発達した。言語能力誕生前の状態は想像しにくいが、言語能力獲得前の子どものコミュニケーション方法が参考になるというのも面白い。2017/01/04

元気伊勢子

6
ロマンを感じた。そして、自分の視野の狭さを痛感した。今の人間になるまでに途方もない年月をかけていたことを思うと今、生きていることに感謝することだな。あとは、命って何で奥深いのだろうと思った。2021/04/16

takao

3
ヒトの系統がいろいろと検討されている。 2017/04/30

Book shelf

2
自然人類学は化石人骨の特徴などから研究する形質人類学と遺伝子など目には見えない特徴などから研究する分子生物学とに大別できる。本書は前者の分野に入り、最古の人類からホモ・サピエンスまでほぼ歴史順に追っていっているので流れが掴みやすい。「象徴化」と呼ばれる内面の研究も少し含まれているのが特徴。割かれているページは少ないが言語の開始と現代の子供の言語習得との比較が印象的だった。刊行から8年経った今、内容については更新を迫られる部分もあるが、それはあとがきで訳者によって補強されている。2024/02/09

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