出版社内容情報
日本は四方が海の「海国(かいこく)」である。「海」という大きな視点からとらえなおす、日本と東アジアの歴史。
日本は四方が海の「海国(かいこく)」である。
中国の影響力が強い「政治の海」(黄海・東シナ海)と、
複数の民族が交易にはげむ「経済の海」(南シナ海)…
「海」という大きな視点からとらえなおす、日本と東アジアの歴史。
内容説明
地表の七割は海であり、日本は周囲を海に囲まれ六八五二の島々からなる群島国家、つまり「海国」である。本質が「内陸帝国」である中国の影響が強く表れる「政治の海」(黄海・東シナ海)と、多様な「夷狄」が交易にはげむ「経済の海」(南シナ海)―「海」という大きな視点からとらえなおす、まったく新しい日本と東アジアの歴史。
目次
第1章 玄海灘交易圏と日本列島
第2章 騎馬遊牧民の進出と東アジア海域世界の広域化
第3章 膨張する隋・唐帝国と政治化する黄海―国号「日本」の誕生
第4章 南シナ海から始まる経済の時代
第5章 ユーラシア商業圏の一体化と東アジア海域
第6章 蘇った「政治の海」
第7章 崩れる明の海域閉鎖と後期「倭寇」
第8章 大航海時代と東アジアのシルバー・ラッシュ
第9章 東アジア商業圏の活性化
著者等紹介
宮崎正勝[ミヤザキマサカツ]
1942年生まれ。東京教育大学卒。筑波大学附属高校教諭、筑波大学講師などを経て、北海道教育大学教授。2007年退官。その間、中央教育審議会専門部委員、NHK高校講座「世界史」常勤講師(1975~88)などを歴任。現在は著述業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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