内容説明
娘の感性、家族の眼で見た、総理大臣の面白さ、人間の多面性。
目次
鳩山一郎の四女山中惠子―鳩山一郎が愛した「音羽御殿」
岸信介の長女安倍洋子―「昭和の妖怪」岸信介と家族の辛苦
池田勇人の二女池田紀子―「剛勇の士」の遺志を継ぐ
福田赳夫の長女越智和子―政治家一家で父の生涯を見届ける
大平正芳の長女森田芳子―政治家に尽くし続ける「哲学」
竹下登の長女金丸一子―想像もしなかった介護施設長就任
宇野宗佑の長女宇野百合子―宇野家が重んじた「しつけ」と「作法」
宮澤喜一の長女ラフルアー・宮澤啓子―「三つの顔」を持つスーパーウーマン
村山富市の二女中原由利―ファーストレディとして脚光を
橋本龍太郎の長女井上寛子―「仕事師」の父を思う娘
小渕恵三の二女小渕優子―おっとり小渕が愛した「優太郎」
著者等紹介
岩見隆夫[イワミタカオ]
1935年、旧満州大連生まれ。1947年、山口県防府市に引き揚げ、中学、高校を卒業。1958年、京都大学法学部を卒業後、毎日新聞社に入社。政治部副部長、サンデー毎日編集長、編集委員室長、編集局次長、編集局顧問、特別顧問などを経て、2007年3月に退社。現在、客員編集委員。政治ジャーナリスト。TBSテレビの「みのもんたの朝ズバッ!」の出演、その他、新聞・雑誌の執筆、講演などで活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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わう
4
図書館で借りるのをためらったんだけど、読んでみたら面白かった! 泣けるところも大笑いしたところもあって、総理も家では普通の困ったお父さんなんだなあと思った。特殊な環境で成長する話を読むと、2世議員がいるのも悪いことばかりではないと思った。2013/12/15
Kaori
3
娘の立場から見た総理経験者の素顔や当時の家庭状況を、インタビューを通して伝えようとしています。報道で伝わって来る姿とは違う、父親を誇りに思う気持ちが伝わってきます。2013/11/24
半木 糺
3
どの首相の娘もマスメディアのあり方を異口同音に批判していたのは興味深かった。ジャーナリストやマスメディアは強引な手法も許されるときもあるが、もっと品格を持ってもらいたい。不満だったのはボリューム不足という点。あまりにインタビューした各対象に対する紙数が少なすぎる。雑誌連載という形態のため、仕方が無い面もあるのだが。2012/10/01
渓流
2
メディアが伝える人物像と家族が語る人物像の皮膜に時の総理の真実に近い姿があるのだろう。メディアが己の色眼鏡を通して伝えた彼らの片面にもう片面を付けるのに少しは役立った本。でも、週刊誌の2、3ページの記事の寄せ集めじゃ、十分とはいえないが、ないよりましという程度の軽い本。2012/06/09
おおきなかぶ
1
とても面白い一冊でした。小渕恵三さんが特に印象に残りました。2020/10/18