出版社内容情報
2300年前、秦の始皇帝の命により神薬を求め徐福が日本に来た。彼らの真の目的は何だったのか。丹念な取材から幻の徐福像に迫る。
内容説明
2300年前、秦の始皇帝の命により神薬を求めて、「徐福」が日本にやって来た。大陸からの出航は、熟練の技術者集団の百工と童男童女を引き連れ、旅団は韓国済州島を経由し、日本へたどり着く。佐賀、和歌山、山梨など各地で神として祀られ、韓国に軌跡を残し、中国出航の地で現在も帰郷を待つ祭りでしのばれる徐福とはいったい何者だったのか?未知の東渡に挑んだ真の目的とは?独裁者からの亡命か?何を求めて日本で果てたのだろうか。2300年をへだてて、徐福伝承は史実として解き明かされはじめる。
目次
第1章 徐福とは
第2章 徐福が生きた時代
第3章 秦の始皇帝と徐福
第4章 なぜ危険な東海を目ざしたか
第5章 徐福の航海を推測する
第6章 徐福集団の構成を検証する
第7章 徐福―「出航」した中国をさぐる
第8章 徐福―「経過」した韓国をさぐる
第9章 徐福―「上陸」した日本をさぐる
第10章 徐福―アジア交流は発展する
著者等紹介
池上正治[イケガミショウジ]
1946年新潟県生まれ。東京外国語大学中国科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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