内容説明
診断の結果は癌。「化学療法を開始しなければ、数カ月以内に死亡する」。セカンド・オピニオンも同じ。ただちに化学療法を始めるべきだという。しかし、癌のある世界的権威は、「化学療法を始めてしまえば、死人も同様」と言った。どちらの助言が正しいのか?立ち止まっている時間はない。私は、「これは!」と思える療法を検討し、採り入れ、自分なりの「前向きな治療生活」をつくり、実行した。それから、9年。私は仕事を続け、人生を楽しんでいる。現代医療による治療は受けていない。私には何が起きたのか…?闘病生活から医学的な疑問、問題点までを赤裸々に綴る、命輝ける手記。
目次
生きている証拠
なぜ「リヴィング・プルーフ」なのか?
〇・〇〇五パーセントの確率で生存する一症例
著者等紹介
ギアリン‐トッシュ,マイケル[ギアリントッシュ,マイケル][Gearin‐Tosh,Michael]
英国オックスフォード大学で英文学を教える。オックスフォード演劇学校の創立者であり、校長でもある。論文以外では、『闘癌記』が初めての著作となるが、刊行後はさまざまな方面から大きな反響を呼んでいる
堤理華[ツツミリカ]
神奈川県生まれ。金沢医科大学卒業。麻酔医、翻訳家。「ダンスマガジン」(新書館)等で舞踊評翻訳なども手がけている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。