内容説明
「死にいたる病とは絶望である」。人間として生きてゆくこと自体にはじめから含まれている矛盾と不条理。生きることの苦悩に極限まで対決しつづけたキルケゴールの思想が、余すところなく吐露された二つの名著を収録。
目次
死にいたる病(死にいたる病とは絶望である;絶望は罪である)
現代の批判
著者等紹介
キルケゴール,セーレン[キルケゴール,セーレン][Kierkegaard,Soren]
1813‐55。デンマークの思想家。シェリングに学んだ。ヘーゲルの思弁哲学を批判し、普遍的な理性に尽くされない実在としての人間に注目、独自の個人主義を主張した
松浪信三郎[マツナミシンザブロウ]
1913年生。1936年早稲田大学文学部哲学科卒
飯島宗享[イイジマムネタカ]
1920年生。1942年東京大学卒。哲学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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