出版社内容情報
浅田次郎、高畑勲、ヒガアロハほか、各界のパンダファン&歴代の飼育担当者が勢揃い!日本初のパンダ・エッセイ集。
内容説明
浅田次郎、ヒガアロハ、高畑勲、出久根達郎…各界のパンダファン&歴代の飼育担当者によるパンダを知り、愉しむエッセイ22篇。写真・図版多数。シャンシャン出産秘話も収録!
目次
第1章 パンダを愉しむ(北京の大熊猫;『たれぱんだ』誕生秘話;クマネコと書いてパンダとは… ほか)
第2章 パンダを知る(対談 日本にパンダがやってきた(一九七二年)
飼育日誌 パンダと暮らした一か月
トントンのお母さんは子育てじょうず ほか)
第3章 パンダを守る(日本パンダ保護協会の活動;四川大地震を乗り越えて;座談会 上野動物園でシャンシャンが誕生!―パンダの未来へ)
著者等紹介
黒柳徹子[クロヤナギテツコ]
東京都生まれ。女優。日本パンダ保護協会名誉会長。カンカン・ランラン来日以前に、日本でまだ知られていなかったジャイアントパンダを詳しく調べ、広く紹介した。84年、ユニセフ親善大使就任。世界自然保護基金ジャパン顧問、日本ペンクラブ会員。ジャイアントパンダ名前候補の選考委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
137
?図書館の新刊コーナーで見つけて、旬のパンダ本を読みました。浅田次郎まで、パンダに魅了されているとは思いませんでした。香香(シャンシャン)人気も落ち着いた?5月頃見に行こうかと思案しています。上野動物園ジャイアントパンダの情報サイトまであるんですね? http://www.ueno-panda.jp/2018/02/27
あん
69
作家、イラストレーター、歴代のパンダ飼育担当者、解剖医など、各界のパンダファンによる、パンダを知り愉しむ事ができるエッセイ集です。試行錯誤するパンダ飼育、亡骸を解剖して死因と向き合う姿、キャラクターデザインの苦悩など、どの方のエッセイもパンダ愛に溢れていて、今すぐにでもパンダに会いに行きたい気持ちにさせられました。2018/03/22
あじ
50
豪華執筆人の書き下ろしと、黒柳徹子さんの厳選したエッセイで構成するパンダアンソロジー。『たれぱんだ』『シロクマカフェ』『パンダコパンダ』原作者の思い入れ話に始まり、パンダに携わった関係者の貴重な記録が綴じられています。日本を沸かした歴代パンダたちの妊娠・出産・子育てその他、愛らしい生態が目白押し。パンダに会いたくて、うずうずしてしまう。掲載している写真は全てモノクロですが、魅力を半減させる効力はありません。むしろ白×黒パンダの素顔が浮かび上がってくるのです。2018/02/16
トムトム
27
日本ペンクラブ編。文章を生業にしている方々のパンダ愛及び、文章力!に脱帽しました。そして、世界の動物園の飼育員さんの苦労や献身。日本人、世界に対してなんら恥じることはありません。現代社会のみなさま、あなたの感覚は間違っていませんよ!動物ラブな人なら、感激できると思います。2022/07/31
ツキノ
19
上野に行く道すがら読む。といっても動物園に向かったわけじゃなく経由地なんだけど。頭の中がパンダでいっぱいになってしまった。「パンダを愉しむ」のエッセイ9作は書き下ろし。『たれぱんだ』誕生秘話の末政ひかるさんの文章には引き込まれた。「パンダを知る」「パンダを守る」の章もかなりおもしろい。動きが不器用で間が抜けているように見えるけれど、遊びを発明することができる(天井から吊るしたタイヤで遊んだカンカン)、展示されて呼吸数が上がり疲労したカンカン・ランラン、週休二日制に、など、様々な観察、苦労がある。2018/04/09